2021年01月12日(火) 【お魚図鑑】タカアシガニ
今回の「すイエんサー流お魚図鑑」は「タカアシガニ」。
大きいものでは脚を広げたとき4メートル以上にもなる、世界一大きなカニと言われているよ!
見た目は赤と白のまだら模様で、前歩きをすることも得意なんだ。日本の太平洋沿岸などに生息。静岡(沼津・戸田漁港)などでは漁も行われていてタカアシガニ料理が名物になっているよ。
*イラストにした特徴*
①食事は死んだ魚
深い海の底で暮らすタカアシガニは、海の底に落ちてきた死んだ魚などを食べている。だからつかむのに便利な歯のような「はさみ」をしているんだ。エサは死んだ魚などだから、すばやく動く必要がないので動きがゆっくりしているよ。
②脱皮
脱皮を繰り返していき、だんだんと大きくなる。脱皮は”背中”側から。脚が長いタカアシガニは途中で脚が切れたり、抜けなくなったりして死んでしまうこともある。まさに命がけの脱皮!
③メスのはさみ脚
はさみ脚が長いのはオスのタカアシガニ。メスのはさみ脚は短いけど、おなかに抱えた卵を世話するのにちょうどいい長さなんだ。はさみ脚を使って卵に新鮮な海水を送ったり、ゴミを取り除いたりしながら3か月ほどおなかの卵を大事に世話をするんだよ。
今回のタカアシガニの撮影は、神奈川県横浜市金沢区八景島にある、八景島シーパラダイスで行いました。タカアシガニは、ほかにも全国の水族館で展示されています。タカアシガニが展示されているかどうかや、営業時間などは各水族館のホームページなどでご確認ください。