2020年06月30日(火) 弱火で【パラパラチャーハン】!
初回放送後、コメント欄などで多くの失敗談をいただきました。申し訳ありませんでした。。その点を調査し直し、ブログの内容も更新しました!
お店で食べるおいしいチャーハン!
パラパラにするには強い火力で一気にいためるんだって
でも家ではそんなことできないよ~
弱火でもお店みたいなチャーハンが作りた~い!
今日のチャーハンは、弱火だから危なくない
しかもあせらずゆっくり作れるから、
子どもや料理が苦手な人にオススメ!
この作り方はとても時間がかかる上に、大量には作れません。料理が苦手な人や、強火を使うのが危ないというお子さんにオススメしている方法です。
【重要!失敗しないためのポイント】
★多く作ろうとすると、ごはんに火が行きわたらず、パラパラにはなりません。一度に作る量は、直径26センチのフライパンの場合2人前(300g)までがオススメです。
※フライパンの大きさに対するごはんの量は、フライパンの底にごはんがうすく広がるくらいが目安です。
★卵は一人前につき、必ず1個使いましょう。
*弱火パラパラチャーハンの材料*
(1人前)
- 温かいごはん(150g)※やわらかすぎるとパラパラになりにくいので、固めがオススメ。冷たい場合はレンジで温めて使ってください。また炊きたては水分が多すぎるため、数時間保温しておいたものがオススメです。
- たまご(1個)
- ご飯にかける水(大さじ3ほど)
- サラダ油(大さじ1)
- 具材・・・番組では、ミックスベジタブル、長ネギみじん切り、ベーコン角切りを入れた
- 塩、コショウ(適量)
※具材が多すぎると火が通りにくくなります。少なくするか、前もってレンジで温めおくことをオススメします。
※1人前でも、フライパンは大きめを使ってください。火が通りにくくなります。
※2人前を作る場合、卵の数も必ず2個にしてください。
*弱火パラパラチャーハンの作り方*
【1】温かいごはんをザルに入れ、大さじ3ほどの水をかけてほぐす。
※大さじ3は目安量です。水は、スプーン1ずつ入れていき、そのつどスプーンでよくごはんをほぐしてください。まだほぐれていないようだったら、次の1杯を追加していきます。十分ほぐれたら、それ以上追加する必要はありません。ごはんの量を2人分にするときもこの要領で水をかけてください。
※ここで大切なことは、「水をかける」ことではなく、「ごはんをほぐして粘りけを取る」ことです。ここでごはんがほぐれていないと、パラパラチャーハンはできないのでご注意ください。また、ほぐすときはごはんをつぶさないように注意
※必ず「ザル」の中で水をかけてください。余分な水分は下に落とさないと、ごはんの水分が増えすぎてしまいます。
★ポイント①いためる前にごはんに水をかける★
中華料理店などの強い火力で作るチャーハンの場合、ごはんの周りの水分を一気にかわかすことができるんだけど、弱火ではそれが難しいので、ごはんの周りの粘りけが残ってベタベタになってしまう。そこで、いためる前に水をかけてごはんをほぐすことで、粘りけを取ってしまおう!冷たいごはんだと粘りけが固まっているので、温かいごはんを使うのがオススメ!
【3】溶いた卵を入れ、半熟になるまでいためる。半熟のうちに【1】でほぐしたごはんを入れる。
★ポイント②ごはんの前に卵。完熟はNG★
ごはんがベタベタしてしまうもう一つの原因が、油。油と水は絶対混ざらないので、水分の多いごはんの周りに油がまとわりついてベタベタになってしまう。そんな水と油をくっつける役割をするのが「卵」!卵を入れることで、水と油が混ざってパラパラ食感になるよ。
でも、水と油をくっつける卵のパワーは、生か半熟のときにしか発揮されないので、いためすぎには注意!
【4】全体をなじませ、弱火で15分じっくりいためたら、具材や調味料を入れる。
★ポイント③フライパンはふらない★
中華料理屋のチャーハンと言ったら、中華なべをふって作るイメージだけど、あれは火力が300℃もあるから。弱火のときにフライパンを振ってしまうと、フライパンから火が離れて温度が下がってしまうだけなんだ。弱火チャーハンでは焦げる心配もないので、あせらずゆっくりかき混ぜていくだけでOK!
※混ぜすぎにもお気をつけください。火が通りにくくなります。混ぜずにじっくり見守り、たまに混ぜるくらいの方が良く火が通ります。
※15分は目安です。弱火料理なので火が通るまでは、半熟の卵とごはんのベチャベチャ混ぜに見えなくもありません。混ぜすぎず頑張って待ってみてください。条件によっては15分では火が通りきらない可能性もあります。
★コメント欄に皆さんの失敗例、成功例を多く寄せていただいています。そちらも参考にしてみてください!
どうしてももっと時短で作りたい方へ・・・
※中火でやる場合※
弱火にくらべて、こげやすくなるため手早くいためる必要があります。また、いためる時間も短くしてください。ごはんを入れる前に、たまごが固まってしまう場合は【3】までは弱火にして、【4】ごはんとたまごがよく混ざったら中火にするのもおすすめです。