研究内容

イマーシブメディア 〜よりリアルに世界を体感〜

ユニバーサルサービス 〜いつでも・どこでも・誰もが〜

フロンティアサイエンス 〜基礎研究により未来のメディアを創造〜

その他

社会に貢献する技研の技術

技研の研究開発成果は、広く一般に公開されており、特許やノウハウは、誰でも利用できます。これまでに、放送関連分野はもとより、医療、建築などの産業分野への応用や、教育分野での利用、あるいは博物館での利用などにより、幅広く社会に還元されています。

標準化活動

研究開発成果を実用化し、広く利用できるように、国内では(一社)電波産業会や(一社)IPTVフォーラムなどにおいて標準規格の策定に寄与しています。国際的には、ITU(国際電気通信連合)、SMPTE(映画テレビ技術者協会)、MPEG(Moving Picture Experts Group)、W3C(World Wide Web Consortium)などにおいて国際標準規格の策定に寄与しています。例えば、ITU-R(ITU無線通信部門)において、ハイビジョンのスタジオ規格や、地上デジタル放送のISDB-T方式、衛星デジタル放送のISDB-S方式などが勧告されています。8Kスーパーハイビジョンについても、広色域・ハイフレームレート・ハイダイナミックレンジの映像方式や、22.2マルチチャンネル音響方式、衛星放送の伝送方式ISDB-S3が勧告されています。MPEGでは、映像符号化方式VVCの標準規格が策定されました。

国際研究連携

国際学会で積極的に研究成果を発表するとともに、海外の研究機関や大学、企業の研究所に研究員を派遣して、共同研究を推進しています。BBC(英国放送協会)をはじめとする放送関連の研究機関が集うMTF(Media Technology Futures)グループでは、次世代の放送技術の研究を推進しています。ABU(アジア太平洋放送連合)でも重要な役割を担っており、ABU加盟国から多くの研究員を受け入れています。また、日本の地上デジタル放送方式ISDB-Tの世界展開にも協力しています。