No.132006/04

パケットロスってなに?
 IPネットワークは、ベストエフォート型とよばれる通信形態が一般に用いられます。ベストエフォート型通信では、全体の通信が少ないときはネットワークの伝送能力を余すことなく利用できるという利点を持ちますが、通信量が増加して回線や中継装置、サーバーの処理能力を超える場合などに、データ(パケット)を廃棄してもよいことになっています。このデータの廃棄をパケットロスと呼びます。
 Webやメールなど多くのインターネットアプリケーションでパケットロスが発生した際には、パケットを再送してデータを回復する手法が用いられています。しかし、多数の受信端末を相手とするマルチキャストでは、送信側やネットワークの負担を考えると、個々の受信端末の受信状況に応じて再送を行うことは現実的ではありません。そこで、マルチキャストでは伝送の品質を維持するために、誤り訂正、パケット中継処理の優先度づけ、瞬間的なパケット集中の平滑化などの対策を行う必要があります。



Copyright 2006 NHK (Japan Broadcasting Corporation) All rights reserved.
許可なく転載を禁じます。

技研だより NHK放送技術研究所