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テレビ放送70周年記念展示

テレビは「イの字」に始まり日本のさまざまを伝えてきた

展示概要

1926年12月25日、日本でラジオ放送が開始されて1年あまりの時、日本のテレビの父、高柳健次郎は世界で初めてブラウン管に映像を映し出すことに成功しました。
それから27年後の1953年に本放送が始まってから70年間にわたって、テレビは日本のさまざまな出来事を伝えてきました。

電子式ブラウン管テレビでの「イ」の字(復元模型)の受像に成功
アメリカで開発されたアイコノスコープカメラ

「イの字」から始まったテレビ

「イの字」がブラウン管に映し出されておよそ3年の後、NHKは1930年に技術研究所を設立しテレビの開発を進めてきました。1940年にはアイコノスコープカメラを使い、研究所のスタジオでドラマ「夕餉前(ゆうげまえ)」を制作。その後、戦争などで中断しましたが1946年に実験を再開し、1953年2月1日にテレビ本放送が始まりました。

テレビは災害や出来事などさまざまな事実を映し出してきた

テレビ放送が始まって70年のあいだ、1959年当時の皇太子殿下(現上皇さま)のご成婚や1964年東京大会、1995年の阪神淡路大震災、2011年の東日本大震災など、記憶に残る大きな出来事から小さな出来事まで、さまざまな事実を映像で伝えてきました。

進化し続けるテレビ

走査線525本のモノクロから始まったテレビジョン。1964年には既に技術研究所でハイビジョンの研究が始まり、現在のテレビ放送につながっています。そしてテレビは4K/8Kの超高精細・高解像度になり、人の目で直接見たものに限りなく近い映像を作り出すことを可能にしています。