9 イマーシブメディア 短期

シーン適応型イメージング技術

領域ごとに解像度やコマ数が設定できる新たなイメージセンサー

展示概要

さまざまな動きや明るさの被写体が画面内に存在する360度映像に対応するため、シーンに応じて異なる方式で撮影できるイメージング技術の研究を進めています。映像を瞬時に解析し、領域ごとにイメージセンサーの解像度やコマ数を変更する技術を開発しました。

シーン適応型イメージング技術の概要

エリア制御イメージセンサー

画面を272分割した小領域(制御ブロック)ごとに、異なる解像度やコマ数が設定できるイメージセンサーを開発しました。シーン情報解析技術と組み合わせることで、シーンに応じた最適な撮像条件で撮影できます。

シーン情報解析技術

撮影映像をリアルタイムに解析することで、イメージセンサーの制御ブロックごとに最適な条件を自動判定します。判定結果は即座にイメージセンサーにフィードバックされます。

【今後の予定】

2024年までにイメージセンサーの高解像度化を進め、実用的な解像度の映像取得ができるシーン適応型イメージングシステムを開発します。

この研究の一部は静岡大学と共同で進めています。