3 ユニバーサルサービス 短期

Webベース放送メディア
③クラウドネイティブ配信基盤技術

安定かつ低遅延なコンテンツ配信の実現を目指して

展示概要

放送局のインターネット動画配信サービスを多様なニーズに合わせて安定かつ効率的に提供するために、クラウドネイティブ配信基盤技術の研究を進めています。多様なリニア配信※1チャンネルの提供や低遅延配信技術などにより、コンテンツの快適な視聴が実現できます。

多様なコンテンツの快適視聴を実現するクラウドネイティブ配信基盤

多様なリニア配信の提供に向けた効率的なストリーム生成・配信技術

さまざまな拠点から送られるリアルタイム映像や収録映像をもとに、番組ごとに配信ストリームを生成し、視聴者の好みや視聴場所などに応じて必要な番組を組み合わせることによって、多様なリニア配信チャンネルを効率的に提供します。

必要な情報を素早く確実に届けるための低遅延配信技術

視聴端末と配信サーバーが連携した配信品質制御と、最新のWeb技術(WebTransport※2など)により、放送のように安定で低遅延なライブ配信サービスを実現します。

クラウドネイティブなイベント駆動型アーキテクチャ

それぞれのサービス内容に応じて、必要な計算リソースのみを必要な時間だけ稼働させることで、多様なサービスを効率的に提供します。

【今後の予定】

2025年頃のクラウドネイティブ配信基盤の実現を目指して、技術検証や一部機能の実用化を進めていきます。

  • リニア配信:テレビ放送のように、ライブ番組や収録番組を番組表に従ってリアルタイムにインターネット配信するサービス。
  • WebTransport:Webの標準化団体であるW3C(World Wide Web Consortium)で仕様策定中の、Webクライアントとサーバー間の低遅延な双方向通信が可能なWebAPI。