2 ユニバーサルサービス 短期

Webベース放送メディア
②コンテンツとデータの連携・処理技術

安心で役立つコンテンツの提供に向けて

展示概要

放送局のコンテンツに関する番組内容や信頼性に関する情報、コンテンツに関わるさまざまな知識(ナレッジ)、ユーザーのパーソナルデータをソフトウェアが解釈できる形で記述することで、放送局内外のデータ連携を容易にし、ユーザーにとって安心で役立つコンテンツを提供する技術を展示しています。

豊かなサービスを実現するためのデータ連携

豊かな「学び」を提供するナレッジグラフ

生涯学習などで注目されている「学び」に焦点を当て、教育コンテンツに含まれる単語間の意味関係を体系的に構造化したナレッジグラフを生成する研究を進めています。ナレッジグラフを活用することで、ユーザーは連携されたコンテンツをたどり、興味・関心を広げることができます。

PDS※1によるパーソナルデータの自己管理・活用

視聴データなどのさまざまなパーソナルデータをユーザー自身が管理するPDSに蓄積することで、データ管理・活用の透明性を担保しつつ、個人のさまざまな履歴に応じたパーソナライズドサービスを実現できます。

コンテンツの信頼性を担保するための来歴情報提示技術

フェイクニュースなど信頼できないコンテンツがインターネット上に数多く流通しています。信頼性を担保するための来歴情報をコンテンツに付与することにより、ユーザーは信頼できる発信者から提供されたコンテンツかどうかを判別することができます。

【今後の予定】

2025年頃に放送局内外のさまざまなサービスに適用可能となるよう、仕様の策定や外部データとの連携に関する検証を進めます。

  • PDS:パーソナルデータストア(Personal Data Store)の略称。さまざまなサービスのパーソナルデータをユーザー自身の手元で集約して管理・活用するための仕組み。