ラボトーク ロボットと創る新たな“お茶の間”
ネットサービス基盤研究部 萩尾勇太
近年、世帯構成の変化やモバイル端末の普及などを背景に複数人でテレビを視聴する機会が減少しています。このラボトークでは、コミュニケーションロボットを用いることで、失われつつある楽しい”お茶の間”を再実現する検討について紹介します。放送局側からロボットを制御するのではなく、テレビ番組の情報をもとに自律的に動作し、ユニークな文章や仕草を生成する仕組みについて説明します。
この研究の一部は株式会社KDDI総合研究所と共同で実施しました。
発表者からひと言
他愛もない雑談、思いがけないツッコミ、感動の共有など、複数人でのテレビ視聴には一人のときにはない楽しさがあります。このような体験を共有できるロボットがいれば、家庭環境などに依存せず、楽しいテレビ視聴を誰でも楽しめます。新たなテレビ視聴環境の可能性を感じてください!
関連する展示項目
さらに詳しく知りたい方へ
- 技研だより テレビ視聴ロボット (2020年 3月号 No.180)
- 技研R&D テレビ視聴ロボット特集号 (2021年 冬号 No.184)
- Y. Hoshi, Y. Kaneko, M. Uehara, Y. Hagio, Y. Murasaki, S. Nishimura and M. Yamamoto: “Utterance Function for Companion Robot for Humans Watching Television,” IEEE International Conference on Consumer Electronics, pp.1-5 (2020)(NHKサイトを離れます)