リアリティーイメージング

将来の3次元映像表示デバイス

高品質な3次元映像表示の実現に向けて

写真:全景

展示概要

高品質な3次元映像表示の実現に向けて、高速・高密度な表示デバイスの研究を進めています。奥行き範囲の広いインテグラル3D映像の表示を目指す光フェーズドアレーと、広い視域の動画ホログラフィー表示に向けたスピン空間光変調器の研究成果を紹介します。

図:将来の3次元映像表示デバイス

特長

電気光学ポリマーを用いた光フェーズドアレー

電気光学ポリマー※1を用いた光フェーズドアレーは、機械的な可動部がなく、電圧を印加するだけで、光ビームの出力方向と形状を自在に制御することができます。光ビームを高速かつ広範囲に走査することで、インテグラル3D映像の奥行き範囲や視域を広げることが可能となります。今回、光フェーズドアレーの構造を最適化することにより、2MHzの高速偏向動作を実証しました。

スピン空間光変調器

ホログラフィーで広視域の3次元映像を実現するには、光の波長程度の微細な干渉縞を高速に切り替えて表示できる光変調デバイスが必要です。スピン※2空間光変調器は、超微細な磁石で干渉縞を表示することができます。今回、動画表示に向けて、光変調素子※3(磁壁移動型光変調素子)を設計・試作し、電流駆動による光変調動作を実証しました。さらに、画素の高密度化に適用可能なパルス電流1mA以下の駆動実験にも成功しました。

脚注

  • 光フェーズドアレーの研究は、(国)情報通信研究機構と共同で進めています。
  • スピン空間光変調器の研究は、長岡技術科学大学と共同で進めています。
  1. 電界によって屈折率が変化する有機高分子材料
  2. 電子の磁石としての性質
  3. パルス電流の流す向きに応じて磁石の向きが反転し、反射光が変調されるデバイス

展示写真

写真:展示
光ビームの高速走査
写真:展示
試作した光フェーズドアレーの光ビーム制御実験
写真:展示
磁壁移動型スピン光変調素子の実証実験

詳しく知りたい方へ