リアリティーイメージング

地上放送高度化方式の大規模野外実験

地上波によるスーパーハイビジョン放送

写真:全景

展示概要

地上波によるスーパーハイビジョン放送の実現に向け、地上放送高度化方式の開発と大規模野外実験による検証を進めています。東京タワーから送信している実験電波を受信して、映像・音声を表示・再生するとともに、映像・音声符号化技術や検証実験の内容を紹介しています。

図:地上放送高度化方式の大規模野外実験

特長

東京地区における大規模野外実験

地上放送高度化方式は、1つのチャンネル帯域(6MHz)で固定受信用のスーパーハイビジョン放送と移動受信用のハイビジョン放送を同時に提供することを目指して開発しています。東京地区では都市部での受信特性の評価やスーパーハイビジョン伝送実験を行っています。

名古屋地区における大規模野外実験

名古屋地区では、IP信号でSFN※1を実現できるよう、複数の送信所からの送信信号を同期させる技術を検証しています。また、SFN環境における受信特性を評価し、現行の地上デジタル放送よりも受信性能が向上していることを確認しました。

映像・音声符号化技術

符号化が難しい映像において、画質劣化につながる成分を映像符号化の前段で適応的に取り除き、劣化を抑制することで符号化画質を改善しました。また、オブジェクトベース音響に対応したMPEG-H 3D Audio※2リアルタイム符号化・復号装置を開発しました。

脚注

  • 大規模野外実験は、総務省の委託研究「地上テレビジョン放送の高度化技術に関する研究開発」を受託して実施しました。
  • MPEG-H 3D Audio符号化・復号装置の開発は、Fraunhofer IISと協力して進めています。
  1. SFN(Single Frequency Network):同一の周波数で構築される放送のネットワーク
  2. MPEG-H 3D Audio: チャンネルベース方式やオブジェクトベース方式などに対応する3次元音響システム用の音声符号化方式(ISO/IEC 23008-3)。

展示写真

写真:展示
復調器
写真:展示
受信信号のコンスタレーション
写真:展示
映像符号化前処理装置
写真:展示
MPEG-H 3D Audio リアルタイム復号装置

展示動画

詳しく知りたい方へ