リアリティーイメージング

フレキシブルディスプレーの要素技術

超薄型・軽量・大画面の8Kディスプレー実現を目指して

写真:全景

展示概要

4K8K放送をご家庭で楽しめるよう、超薄型・軽量・大画面フレキシブルディスプレーの実現に向けた研究開発を進めています。ここでは、大画面ディスプレーの製造に適した要素技術として、塗布型※1TFT※2と量子ドット※3EL※4素子を展示しています。

図:将来の大画面フレキシブルディスプレーのイメージ

特長

高移動度※5の塗布型TFT

ディスプレーを光らせるために必要となるTFT回路は、これまで真空プロセスで作製していました。今回、新たに開発した酸化物半導体材料とパターン形成技術により、大画面化に適した塗布プロセスで、真空プロセスと同等の移動度の高いTFTを実現しました。

高色純度の量子ドットEL素子

量子ドットは、発光スペクトルの半値幅が狭い、高い色純度の発光が可能です。今回、有毒なカドミウムを使用しない新しい量子ドット材料を開発し、高色純度の緑色EL発光を実現しました。

脚注

  • 量子ドットEL素子の研究は、(株)アルバックと共同で進めています。
  1. 溶液を用いて大気下で成膜するプロセス。真空プロセスに比べて、装置や製造エネルギーのコストが低い。
  2. TFT(Thin Film Transistor):薄膜トランジスター
  3. ナノスケールの極微小な半導体材料。光照射や電荷注入により発光し、粒径によって発光色が変わる。
  4. EL(Electroluminescence):電界発光。電圧印加により電荷が注入され発光する。
  5. 半導体中の電荷の移動速度。高いほど、ディスプレーの大型化・高精細化に適している。

展示写真

写真:展示
塗布型酸化物半導体材料
写真:展示
フィルム基板上に作成した塗布型TFTアレー
写真:展示
カドミウムフリー緑色量子ドット(左)改良(右)従来
写真:展示
量子ドットEL素子

詳しく知りたい方へ