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2020年5月7日(木)

テニス 内山靖崇 逆境を乗り越え 2つの夢の実現へ

プロテニスプレーヤーの内山靖崇選手。札幌市出身で、最新の3月16日付けの世界ランキングは90位です。新型コロナウイルスの影響で延期された東京オリンピックの出場。もう1つの夢の実現を目指して、逆境を乗り越えようとしています。

東京五輪の代表を目指して

内山選手は、プロ10年目の27歳。長身から繰り出す強烈なサーブとフォアハンドが持ち味です。去年のウィンブルドンでは、4大大会のシングルスで初めて予選を突破。その後、現行のランキング制度で日本男子史上11人目となる世界ランキング100位以内を達成しました。

新型コロナウイルスの影響で…

今シーズンは、世界ランキング70位以内に入り、東京オリンピックのシングルスに日本代表として出場することを目指していました。

しかし、新型コロナウイルスの影響で、世界ツアーが中断。東京オリンピックの延期も決定し目標を見失いました。

内山靖崇選手

正直、何を目指して練習すればいいのか、難しいですね

あきらめずに練習は継続

国内の練習拠点も閉鎖され、感染のリスクが比較的低いと思われる屋外のコートで練習を続けています。

ただ、密集を避けるため、時間は制限せざる得ないのが実情です。

このため自宅でもトレーニング。心肺機能の維持に力を入れています。

内山靖崇選手

テニスは短いダッシュをずっと繰り返すような感じなので、早くこいで、ゆっくりこいで、少しでも心肺機能が維持できるように意識しています。

ツアー中断が長引けば 収入面に不安も

内山選手は、昨シーズン、世界ツアーの転戦で、およそ2800万円の賞金を獲得。しかし、今シーズンは、その半分にも達しておらず、楽観できないと言います。

内山靖崇選手

大会がないという事は、収入が全くない状況なので、この状況が本当に1年とか続いていくと、本当にいよいよ僕自身も危ないなというような気はしています。

苦境の中でも夢の大会を

出口が見えない状況が続くなか、内山選手は、ある夢の計画を、ふるさとの札幌で実現したいと考えています。

ことし9月にみずからの名前をつけた「Uchiyamaカップ」。プロの大会を開催することを発表し、準備を進めています。

第一線で現役を続けているにもかかわらずなぜ、大会を開催するのか。それは、自分が子どもの時には、北海道で見る機会があったプロの試合が、今はなくなってしまったからです。

内山靖崇選手

子どもながらに、プロのプレーに感動して、自分もプロの選手になりたいという、ぼんやりですけど、その当時、思った記憶がすごい残っていて、ジュニアたちに同じような目標や夢を持たせたい。

計画している大会の賞金総額は300万円。国内最大規模の大会となり、運営費などもかかります。スポンサーも必要ですが、新型コロナウイルスの影響で企業の業績悪化が見込まれ、資金の見通しもたっていません。

内山靖崇選手

クラウドファンディングで資金を募ったりとか、僕自身も個人的に大会のスポンサーもやるという事も考えています。やっぱり北海道で大会を作るということは、どうしても必要だと思う。

夢の実現・最高のシナリオは

ふるさと北海道での大会。そして、東京オリンピック出場。簡単ではないどちらの夢も実現したいと考えています。

内山靖崇選手

北海道で開催できたときは本当にすばらしい大会になるように頑張っていきたいと思います。自分がオリンピックに出場した 選手として大会を運営できれば本当に最高の
シナリオなんじゃないか。

内山選手はことし9月に大会を開催したい考えですが、新型コロナウイルス影響も考慮したうえで時期を判断したいということです。2つの夢の実現なるかこれからも注目です。

NHK札幌放送局 星野圭介

アナウンサーとして、主にスポーツ実況を担当。
テニスはウインブルドン中継に6回、そのほか全豪オープンやATPマスターズ1000なども現地から放送。

                   
※NHKサイトを離れます

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