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2020年3月19日(木)

競泳・松元克央 東京へのキーワード"粘り"

これまではパワーで劣る日本選手は通用しなかった男子200メートル自由形で、松元克央選手は、去年の世界選手権で日本では初のメダルとなる銀メダルを獲得しました。分厚い壁を打ち破った松元選手。東京でさらなる高みを目指します。
(スポーツニュース部 水泳担当記者 安留秀幸)

"苦しいところでスピードを落とさずに泳げるか"

鈴木陽二コーチ

松元選手を世界レベルに押し上げたのは、3年前から指導する鈴木陽二コーチです。鈴木コーチは32年前のソウルオリンピックで、バサロキックを駆使して金メダルを獲得した鈴木大地さんを指導しました。70歳になった名伯楽が金メダルを狙えると断言する松元選手の課題が「粘り」です。

鈴木陽二コーチ

200メートル自由形は一番きつい種目だと思う。本当に苦しいところをスピードを落とさずに泳げるかどうかというのが、キーポイントになる。

スピードと持久力で高いレベルが求められる200メートル自由形。松元選手の世界選手権のラップタイムを見ると、100メートルから150メートルのタイムがほかの50メートルに比べて1秒以上遅かったという課題が浮かび上がりました。

松元克央選手

ラスト50メートルではないという気持ちのきつさというか、このあとまだ50メートルもあるという恐怖がすごく邪魔してくる。

松元選手が抱く恐怖心を取り除くために、鈴木コーチは体だけでなく心のスタミナも強化するトレーニングを課します。この日は200メートルを繰り返し泳ぐメニューで、インターバルは30秒ほどです。疲労が蓄積してもスピードを維持できる粘りを手にするまで、松元選手はコーチを信じて泳ぎ続けました。

"目指すものは同じ金メダル"

2人が目指すのは、32年前のソウルオリンピックで、鈴木コーチの教え子である鈴木大地さんが獲得したのと同じ金メダルです。

鈴木陽二コーチ

2020年の東京オリンピックの目標は頂点だね。もう1回、そのチャンスがくる時が来たなと思っていますよ。

松元克央選手

鈴木先生の経験は、僕にもすごく頼りになります。東京オリンピックでは、鈴木先生に最高の思いをさせてあげたいなと思います。

安留秀幸

平成22年入局 北九州局からスポーツニュース部へ 競泳を担当して3年目、メダルラッシュが期待される選手たちを追いかけて国内外問わず取材に邁進中。

                   
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