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2020年1月23日(木)

陸上・鈴木亜由子「自分を越えて納得のいく走りを」

ことし活躍が期待される、東京オリンピックの女子マラソン日本代表、鈴木亜由子選手です。国立の名古屋大学出身という経歴から「秀才ランナー」とも呼ばれる鈴木選手。オリンピックイヤーに臨む思いを聞きました。

学生当時から "秀才ランナー"

去年9月のマラソングランドチャンピオンシップ。鈴木亜由子選手は2位に食い込み東京オリンピックの代表に内定しました。

鈴木選手は、ノーベル賞受賞者6人を輩出した国立、名古屋大学の出身。先月、3年ぶりに母校を訪れました。

鈴木亜由子選手

講義を受けたりですとかテストを受けて、なんかそのときの緊張感とかちょっとよみがえってきました。

文武両道。当時から『秀才ランナー』とも呼ばれている鈴木選手。常に走ることで頭がいっぱいです。

──趣味はって聞かれると?

鈴木亜由子選手

本は読みます。なぜケニアの人たちは速いのかっていう本だったり、なにかやるにしてもすべてを走りにつなげてしまいます。

恩師と出会い "世界で戦える選手に成長"

走るたびに、地元の声援の力を感じているという鈴木選手。母校での壮行会でまず伝えたのは、支えてくれた人たちへの感謝の気持ちでした。

鈴木亜由子選手

私がここにいられるのも、たくさんのめぐりあわせがあったからです。

高校時代に2度疲労骨折し手術も経験。競技をあきらめかけたこともありました。それでも名古屋大学で「世界をめざそう」と目標を示してくれる人に出会いました。

金尾洋治さん

それが当時の陸上競技部の監督、金尾洋治さんでした。金尾さんは、故障を再発させないように練習量を制限。その分、質の高い練習を課しました。4年間大きなけがもなく、大学2年で学生チャンピオン。4年では日本代表としてユニバーシアードで金メダルを獲得。目標だった、世界で戦える選手に成長したのです。

鈴木亜由子選手

自分よりも実力ある選手に挑戦していくおもしろさとか、海外選手のアグレッシブさとか、そういうものを大学時代に経験して。


さらに高みをめざしたいという思いが湧いてきました。

卒業の際に恩師に伝えた言葉。それは過去の故障とは決別し、新たな目標に向かう決意でした。

鈴木亜由子選手

監督は私の将来のことを考え、決して無理をさせるようなことはありませんでした。


感謝の思いは、今後活躍する姿を見せていくことで伝えていきたいです、見ていて下さい。

ゴールした瞬間から "もうこれまでの練習ではいけない"

ふるさとの人たちに背中を押され、走り続けた鈴木選手。オリンピック出場をかけた9月のレース。終盤の最もきつい上り坂では、ふるさとの人たちが横断幕を掲げ声援を送ってくれました。

この声援を受け、最後の力を振り絞ることができました。なんとか4秒差で代表の座をつかんだものの、東京オリンピックに向けてこえなければならない課題もみつかりました。

鈴木亜由子選手

ゴールした瞬間からもうこれまでの練習ではいけない。ハイスピードに対応できるスピード持久力がなかった。次の段階に行くために強じんな体、強さが必要だと思います。

最後に鈴木選手の所属チームにちなんで年賀状にことしの決意を書いてもらいました。

鈴木亜由子選手

東京オリンピックでメダルを取るためにはこれまでの自分、課題を乗り越える必要があるなと思っているので。


一生に一度の舞台で自分を越えて納得のいく走り、そしてメダルを取ってみなさんに恩返しができる、そんな年になったらいいなと、します、頑張ります。

別井敬之

名古屋放送局アナウンサー。平成12年入局。去年のマラソン・グランド・チャンピオンシップ女子をラジオ実況。連日のマラソン取材で、選手の走りに触発され、まずは走れる体型を取り戻そうと、目下、減量に励む日々です。

                   
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