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2020年1月3日(金)

2020年東京五輪へ アスリートたちの誓い

56年ぶりに日本で夏のオリンピックが開催される特別な1年、2020年の幕が開けた。6か月余りに迫った東京オリンピックに向け選手たちは、それぞれのことばで決意を語った。

“もっと強く” バドミントン 桃田賢斗

バドミントン男子シングルス世界ランキング1位の桃田賢斗。
2019年は世界選手権連覇、ツアーファイナル優勝、そしてシーズンを通して世界1位を守りきり東京オリンピックの金メダルに最も近い選手と言われる。
オリンピックイヤーは元日の朝からコートに。みずから「メダル」ということばを口にすることはないが、プロ選手を参考に専属のトレーナーをつけ、食生活も見直して体のケアには万全を期す。その時を迎える準備に余念はない。

桃田賢斗選手

(東京五輪で)しっかり結果を残すことができれば、自分の人生も変わってくると思う。
ひとつひとつの練習をどれだけ自分が意識できるか。
目的なしに練習しても、同じだけ時間は過ぎるので、どれだけ自分のものにできるか。
もっと強くなりたい、シンプルなんですけどそこの気持ちは強いかなと思います。

“一生忘れられない1年に”卓球 張本智和

東京オリンピックの代表入りを確実にしている卓球の張本智和は、国際大会が終わった後も年末まで国内リーグに出場。ほぼ休みなく、2日から練習を始めた。
2019年は一時不振に苦しんだ張本だが、力を入れてきたフォアハンドの強化などが実って好成績を残し、東京オリンピックへ道筋の見えた1年となった。
東京オリンピックを17歳で迎える張本。地元開催のオリンピックに強い決意で臨む。

張本智和選手

代表選考が終わってもオリンピックは終わっていないので、そこまでは気が抜けない。
東京でのオリンピックは最初で最後だと思うので、一生忘れられないような1年にしたい。
自分の17年間の思いを、しっかりとぶつけて金メダルを取りたい

“出だしはゆっくり”テニス 錦織圭

前回リオデジャネイロ大会で銅メダルを獲得したテニスの錦織圭は、4大会連続のオリンピック出場を目指す。
ことしは去年10月に手術した右ひじのけがからの復活をかけるシーズンでもある。
全豪オープンの欠場を発表した錦織は、東京大会を1つのターゲットと表現し、慎重に回復を待つ。

錦織圭選手

出だしはゆっくりになると思うが、東京オリンピックに向けて夏までには自分の調子を戻したい。
100%の力を出せれば、悔いなくプレーできると思う。
その気持ちだけは忘れずにプレーしたい。

“きょうだいで優勝” 柔道 阿部一二三・詩

きょうだいでの東京オリンピック出場を目指す兄の阿部一二三と妹の詩。
家族そろって地元神戸市でオリンピックイヤーを迎えた。
初詣で誓ったのは「きょうだいでの優勝」。
しかし、代表争いで2人は立場が異なる。
一二三は、おととしまで世界選手権2連覇の実績を持ちながら去年は、丸山城志郎に敗れ、ライバルを追いかける立場。
詩は、去年世界選手権で2連覇を果たし代表争いを大きくリードする。
絵馬には、一二三が「勝負に勝つ」、詩が「優勝」とともに勝負への強い意欲を記した。

阿部一二三選手

去年の経験を生かして勝ちきり、柔道人生で最高の1年にしたい。
自分がオリンピックで優勝すると考えると楽しみだ。妹と一緒に優勝したい。

阿部詩選手

全力で戦うので神様に見守ってもらいたいと手を合わせた。
自分がずっと追いかけてきたオリンピックで優勝したい。

“一番強かったと言われたい”スポーツクライミング 楢﨑智亜

新競技のスポーツクライミングで東京オリンピックの代表に内定している日本のエース、楢﨑智亜。
飛躍の昨シーズンを終え、この冬は、壁を登る練習のかたわらで、背骨や筋肉を正しい位置に整えるコンディショニングトレーニングに時間を割く。
体調を維持さえすれば、クライミングの壁で自在に力を発揮できるという自信の現れのように映る。
去年の世界選手権では、持ち前の体のバネを生かした躍動感のある登りで圧勝、初代オリンピックチャンピオンに最も近い存在だ。

楢﨑智亜選手

地元開催で世界チャンピオンとして挑めるのは本当にうれしい。東京オリンピックで金メダルを取って世界一を証明したい。どうせやるなら誰にも負けたくないし、今までで1番強かったと言われたい。

“準備しかない”サーフィン 五十嵐カノア

サーフィンの五十嵐カノアは、去年、日本選手で初めて世界最高峰のツアー大会、チャンピオンシップツアーで優勝。年間ランキングで6位に入り、東京オリンピックの代表入りを確実にした。
今回オリンピックに新たに採用されたサーフィン。
五十嵐はこの競技の可能性を信じ静かに闘志を燃やす。

五十嵐カノア選手

新たなファンなど多くの人が見てくれると思うので、そのプレッシャーを感じながら頑張りたい。
サーフィンは海との戦いでもあるし、プレッシャーやほかの選手との戦いでもある。
自分がコントロールできることは準備しかない。

“自分を乗り越えたい”マラソン 鈴木亜由子

女子マラソンで東京オリンピックの代表に内定している鈴木亜由子は鹿児島県徳之島でオリンピックイヤーを迎えた。
初日の出を見るのに選んだのは「『金』見崎(かなみさき)」という岬。
雲の隙間から太陽が見えると「心が洗われて決意を新たにしました。最高の舞台で最高の走りがしたい、それがことし一番の目標です」と笑顔で話した姿が印象的だ。
去年、突然決まった会場の札幌移転にすでに内定を得ていた鈴木の心は揺らいだ。
コースの概要も決まり、よりスピード勝負になるとみられる札幌でのレースに向け調整を続ける。

鈴木亜由子選手

やはりレースのスピードは上がってくると思うので、効果的に自分を追い込んで、スピードを高めながらレベルを上げていくことが必要になってくるのかなと思います。
2020年は覚悟を持ってこれまでの自分を乗り越え、練習でしっかりとつけた自信を武器にメダルを目指して本番を走りたい。

“まだまだ、やれる” 競歩 山西利和

陸上男子20キロ競歩で東京オリンピックに内定している23歳の山西利和は、オリンピックの競歩でいまだに日本が獲得していない金メダルを目指す。
去年の世界選手権で世界を制した山西だが、繰り返すのは「まだまだ」ということば。
浮かれた様子は一切ない。
札幌での開催となり、予想される速いペースに対応しながら勝負の後半に余力を残す戦い方が求められるからだ。

山西利和選手

世界選手権は完勝ではなく紙一重の勝利でしかなかった。まだまだ、やれるんじゃないかということがわかったレースだった。まだまだ、引き出していない部分や、手をつけられる部分はあると思う。全体的にまだまだ、行けると思う。

“超飛躍”レスリング 乙黒拓斗

レスリング男子フリースタイル65キロ級で東京オリンピックの代表に内定している乙黒拓斗は、吹っ切れたような表情で新年の抱負を語った。
メダルを獲得すれば代表に内定する去年9月の世界選手権で5位に終わり、年末の全日本選手権まで代表内定がずれ込んだ。
日本代表の合宿でオリンピックイヤーを迎えた乙黒。
コーチに積極的に声をかけ、アドバイスを求めている姿は、さらなる成長を望むどん欲さを感じさせた。

乙黒拓斗選手

“超飛躍”。2018年は飛躍の年だったが、2019年は我慢の年になった。
そこで学んだことを生かして2020年はめちゃくちゃ飛躍したいと思う。

“確実に前進する”サッカー 森保一監督

東京オリンピックでサッカー男子の日本代表を監督として率いる森保一は、金メダルを明確な目標にチームづくりを進める。
チームの中心に据えようとしているのは、18歳の久保建英や21歳の堂安律など年齢制限のない日本代表でもプレーする東京世代の選手たち。
彼らは代表に参加できる機会が限られ、選手どうしのコミュニケーションをどう効果的に高め、連係の強化を図ることができるか、指揮官は手腕が問われる。

森保一監督

焦りも出てくるかもしれないが、積み上げてきたことを信じて、最後に大きな成果を出せるはずだと突き進んで行きたい。
目の前のことを全力でやり続けて、確実に前進するということを地味にやっていきたい。

                   
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