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2020年1月10日(金)

最年少オリンピアン誕生か!? スケートボード ・小学5年生 開心那

東京オリンピックの新競技、スケートボード。苫小牧市在住の小学5年生で11歳の開心那選手(ひらき・ここな)は、すり鉢状のコースで技を競う「パーク」で、世界ランキング9位。自分らしさを追い求めながら、激しい代表選考レースを戦っています。

東京オリンピックの時には11歳10か月、代表になれば、日本選手として史上最年少のオリンピアンとなります。

2019年に台頭 "ワールドクラスの小学生"

「世界一かっこいいスケーターになりたい」。インタビューで将来の夢について聞くとはっきり答えた開選手。

Xゲームのスケートボード・パーク女子で2位に (去年8月)

2019年は、8月にアメリカで行われた世界最高峰の大会、「Xゲーム」で準優勝し、世界のトップ選手に仲間入りしました。

日本選手権で初優勝! 得意技は“玄人好み”

開選手が実力を示したのが去年5月の日本選手権。決勝で、成功が難しいとされている大技「ノーズグラインド to リップスライドアウト」に挑みました。

スケートボード日本選手権 女子パーク 決勝(去年5月)

コースのふちを削るように滑る「グラインド」というテクニックを使った連続技で、国内の女子選手では大会で成功した例はほとんどないという大技です。すり鉢状のコースで技を競う「パーク」では、ボードごとジャンプする「エアー」と呼ばれる技が見せ場とされていて、一見、地味に見える「グラインド」を決め技に使う構成は、“玄人好み”です。

スケートボード日本選手権で優勝(去年5月)

開選手は、練習では未完成だったというこの大技を試合で初めて決めて、初優勝。一躍、注目を集めました。

開心那選手

日本選手権で優勝してから友達などから『すごいね』とかテレビに出ているのを、『見たよ』とか、『頑張ってね』とか声をかけてもらうことが結構増えてうれしい。

開選手は、はにかみながら答えました。

キャリアは、わずか6年  あどけない一面も

スケートボードを始めたのは5歳のとき。家族で楽しめるスポーツをしたいと両親と一緒に練習場を訪れたことがきっかけでした。長いときには、1日に5時間以上、練習することもあるという開選手。

練習の合間の楽しみは、お気に入りのアイスクリームです。この店のオーナー、堤祐介さんは、開選手が通う練習場も経営するベテランで、開選手が「師匠」と慕う存在です。

遠征などで海外を飛び回る中でも帰国すると必ず立ち寄り、大会の結果を報告したり、相談に乗ってもらっているといいます。

堤祐介さん

普通に生きていてもオリンピック選手になれるわけないので、頑張ってチャレンジして、是非日本代表になって欲しい。


日本を背負っていく選手になって欲しい。

好みのスタイルを貫いて 大舞台を目指す

「応援してくれる人のためにも、オリンピックに出たい」と力を込める開選手。いま、取り組んでいるのは日本選手権で成功した大技、「ノーズグラインド to リップスライドアウト」の完成度をさらに高めること。技の幅を広げるよりも、「好きな技を磨いて勝負」とあくまで自分のスタイルを貫きたいと考えています。

開心那選手

ライバルの選手たちは、ボードごとジャンプする『エアー』が得意な選手が多いけど、自分は、人とかぶる技ではなく、自分の好みの技で、勝負したいと思っている。


まだできていないが、自分のオリジナルの格好いい技を作りたい。

東京大会に出場すれば日本選手として史上最年少のオリンピアンになる、開選手。それでも年齢は、「特に意識はしない」と自分らしく大舞台を目指しています。

激しい 代表選考レースは終盤戦

スケートボードの「パーク」では日本の出場枠は最大で3枠。代表争いは2月から、激しさを増します。まずは、2月以降に開催される世界選手権で優勝すれば、代表に内定。残りの出場枠は、ことし5月までの世界ランキングで日本選手の上位の選手から順番に割り振られることになっています。開選手の世界ランキングは9位。日本選手では上位から4番目でここから、どれだけ国際大会で上位に食い込めるかが代表入りのカギを握ります。

「それぞれの選手が自分のスタイルを楽しんで仲良く戦っていきたい」と話す開選手。日本選手史上最年少のオリンピアン誕生なるか。今後の滑りから目が離せません。

細井 拓

平成24年入局 北見、釧路放送局を経て、平成29年から札幌局。プロ野球からサッカー、ウィンタースポーツまで幅広くスポーツ取材を担当。趣味は体を鍛えること。座った姿勢から倒立できます。

                   
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