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2019年10月4日(金)

東京へのキーワード"無敗の女" 卓球 伊藤美誠

卓球女子シングルスで東京オリンピック出場を目指す伊藤美誠選手。わずか2枠を争うしれつな代表選考レースで、伊藤選手は現時点のポイントで日本女子のトップに立っています。東京オリンピックへ向け伊藤選手が掲げたのは“無敗の女”というキーワードでした。
(スポーツニュース部 記者 吉本有里)

先月、伊藤選手は女子のトップ選手ではただ1人、代表選考の対象となるアジア選手権の出場を見送りました。
そうした中、特別に取材が許された強化練習。
伊藤選手は残りの大会で最大限の力を発揮するためにも、練習でレベルアップを図る必要があると考えていました。

アジア選手権の出場を見送ることに迷いはなかったのか?
返ってきたのは「私は自分の道を歩きたい」という答えでした。

ほかの選手がポイント獲得のために積極的に大会に出場する中、伊藤選手は独自の考えで、オリンピックの切符をつかもうとしていました。

最大の武器“スマッシュ”

伊藤選手の大きな武器がスマッシュです。
通常は高く浮いたチャンスボールを打ち返しますが、伊藤選手は低いボールでも果敢に打ち込む独特のプレースタイルを磨いてきました。

スマッシュが決まれば確実にポイントにつながります。
「攻撃的なスタイル」で伊藤選手は、オリンピックの金メダリスト、中国の丁寧選手にも勝利してきました。

しかし、低いボールを打つスマッシュは、わずかな誤差でもミスするリスクが高いショットです。勝負どころでミスが出て、競り負ける試合もありました。

中国のトップ選手にさらに勝つことができれば、代表争いを抜け出すことができます。アジア選手権への出場を見送ってまで練習で極めようとしていたのが、そのスマッシュでした。

「今の段階ではまだリスクがある。スマッシュが入るのは半分より下、4割ぐらいなので、それを半分、また6割、7割というふうに上げていけるようにしていきたい」と話す伊藤選手。

レベルアップのため意識しているのは足の動きです。しっかりとボールの近くに入り、手だけで打つことがないよう徹底します。体全体を使って打つことで、台をとらえる確率も上がるからです。

さらに、スマッシュを休む間もなく40球連続で打ち込む練習も。
小学生のころから指導する松崎太佑コーチは、試合を想定して「短い時間で自分を修正するため」と説明します。

持ち味のスマッシュに磨きをかけて臨む、残り3か月の代表争い。独自の道を突き進む伊藤選手が、東京へのキーワードととして掲げたのは「無敗の女」ということばでした。

「東京オリンピックでこういうふうになりたいと思っているんですけど、やっぱり負けない選手っていうのはことしの目標。それを1日1日大切にして、誰にでも勝てる選手になりたい」

                   
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