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2019年10月31日(木)

100メートルハードル・寺田明日香「ふるさとから東京五輪へ」

札幌市出身、29歳の寺田選手は、結婚・出産を経て、ことし6年ぶりに復帰。9月に山梨県で開かれた国内のトップ選手による記録会で日本選手では初の12秒台となる12秒97の日本新記録をマークしました。目標とする来年の東京オリンピックの参加標準記録12秒84の突破に向けふるさとの北海道でトレーニングを重ねています。

ふるさとでスピード強化

寺田選手は東京が練習拠点ですが定期的に北海道に帰省し、かつての練習拠点で合宿を行っています。ここで取り組んできたのは「スピード強化」。9月に12秒97の日本新記録を出し、東京オリンピックの参加標準記録まであと0.13秒に迫っています。

寺田明日香選手

私の100メートルの自己ベストは11秒63。1番速く走っても11秒4とか5台なのでそれを、3台とか2台にもっていけるか。


そこを縮められれば参加標準記録の12秒8台はかなり確実に出る。

寺田選手は100メートルのタイムをあげることで、参加標準記録を突破したいとインタビューで熱く語りました。

寺田選手にアドバイスを送るのは北海道ハイテクアスリートクラブの中村宏之監督。高校時代から寺田選手を指導してきました。中村監督は100メートルの日本記録保持者、福島千里選手を育て、世界レベルまで導いた実績があります。

中村宏之監督

世界のトップっていうのは福島選手の100メートルの日本記録をこえる人たちがハードルをやっていますから。


寺田選手が、日本選手権の100メートルでも優勝争いできたら問題ない。

中村監督も寺田選手が100メートルのタイムを伸ばすことができれば、オリンピック出場は確実だと考えています。

原点に戻る

重点的に繰り返しているのはミニハードルを使い速いピッチで駆け抜ける練習。加速力を高めるのが狙いです。寺田選手は高校時代にも、この練習で100メートルのタイムを大きく伸ばし、平成20年から平成22年まで日本選手権で100メートルハードル3連覇。トップアスリートに成長しました。

寺田明日香選手

この練習場に来ると基本的には速い動きしかしないので、それは本当に東京ではやらない動きをこっちではできるので、それがここの帰ってくる1つの魅力だと思っている。

30歳が目前の寺田選手はみずからの原点に戻ることで、これまで果たせなかったオリンピック出場に近づけると考えるようになりました。

原動力は5歳の娘の存在

寺田選手の大きな原動力となっているのは5歳の長女、果緒ちゃんです。練習している姿を見せたいと、北海道の合宿にも連れてきました。

果緒ちゃんは、練習の合間に元気づけようと寺田選手の似顔絵を描いた手紙を渡していました。「ママ、頑張れそう、汗だくだけど、頑張れそう」と笑顔を見せた寺田選手はこう語ってくれました。

寺田明日香選手

彼女(娘)がいなかったらたぶんオリンピック目指していないと思うので、本当にモチベーションになっている部分が大きいと思います。

果緒ちゃんも母親が何に向かって頑張っているのか理解し始めています。オリンピックで走るところを娘に見せたいという思いが、寺田選手を奮い立たせています。

寺田明日香選手

家族で何かを目指して頑張るって、人生の中にあまりないと思うんですよ。


東京オリンピックでファイナリストになりたい。そう思って陸上に戻ってきているので本当にみんなで協力してやりたいなと思います。

家族と一緒に夢の実現に向かっている寺田選手の笑顔はとても輝いていました。ふだんの練習拠点は東京ですが、これからも北の大地から彼女の奮闘を見守りたいと思います。

札幌局アナウンス高山大吾

大分局、徳島局を経て2019年8月から札幌局。中継担当の大相撲だけでなく東京五輪に向け北の大地からスポ-ツの『だいご』味、たっぷり伝えます!

                   
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