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2019年10月31日(木)

ウエイトリフティング 勝つにはハッタリもOK!?

今回ご紹介するウエイトリフティング(重量挙げ)は、ざっくり言うと持ち上げたバーベルの重さを競い合う競技。実は、1896年の第1回オリンピックから正式種目として行われている歴史ある競技なんです!
 
ただの力比べでしょう?なんて甘くみてはいけません!筋力だけでなく、ときには“だまし合い”が勝利につながることもある奥深~い競技なのです!

防寒できない!厳しい審判の目

自由なウエイトトレーニングと違って、ウエイトリフティングには決まったユニフォームがあります

それがこちらのタンクトップと短パンが一体になったワンピース。

少し寒いなあ…と中に長袖のインナーを着こむのはNG

なぜなら、ウエイトリフティングではバーベルを持ち上げたときにしっかり肘と膝を伸ばさないと反則になるため、審判が確認できるように見えていないといけないから。

さらに、ウエイトリフティングでは手のひら以外の体の一部がバーベルに触れることも反則になります。

どんな髪型でも問題ありませんが、髪の毛も体の一部なので、いかなる髪形であってもバーベルに触れてはいけません

これらの反則行為を、競技者の前に座る審判3人が厳しくジャッジします。

得点板には審判が赤と白のライトをつけられるようになっていて、反則があれば赤ライト、きっちりバーベルを上げられたとみなせば白ライトをつけます。

このとき、3人中2人が赤ライトをつけると失格です!

スニーカーに隠された秘密って?

とってもシンプルなユニフォームと比べて、スニーカーにはある特徴が…!

靴底に注目してみましょう。

つま先よりも、かかと側のソールが厚くなっています

このおかげで、しゃがみこんだときに自然と前傾姿勢になり、立ち上がりやすくなっているのです。

そしてこちらが主役のバーベル。左右の重さが均一になるようにおもりをつけます

つけるおもりはその見た目からディスクと言われ、重量ごとに色が決まっていて、とってもカラフル!大きなディスクは5キロ刻みで、小さいほうは10分の1の重さです。

ちなみに、このディスクをはめる棒だけでなんと20キロ!これは大きな米袋2つ分に相当する重さです。

ウエイトリフティングは全選手が2種目で競う!

柔道やレスリングと同じく、階級ごとに分かれて競技を行うウエイトリフティング。

全選手が2種目を行い、その合計重量で勝敗を競います。

1つ目の種目は「スナッチ」

バーベルを頭の上まで一気にエイッ!と持ち上げ、それから膝を伸ばして起立します。

そして2つ目の種目が「クリーン&ジャーク」

まずはバーベルを胸の上まで上げ、膝を伸ばします。

この場合に限り、バーベルが体に触れてもOK!これが「クリーン」に当たる動き。

そしてそこから「ジャーク」に移ります。

片足を前に出しながらバーベルを頭上まで上げて踏ん張ります。

このように、1段階で上げるスナッチに比べて、2段階で上げるクリーン&ジャークの方が重い重量を上げられ、世界記録はなんと260キロ以上!これは米俵4つ分の重さをひとりで持ち上げるようなもの。

す、すごい…!!

それぞれの試技時間は1分、両種目とも3回行います。その中で最も重い重量をカウント。例えば、上の画像の場合、1つ目の種目では100キロ、2つ目の種目では130キロが最高なので、合計した230キロが記録になります。

試合では最初にどの重さを持ち上げるかがかなり重要…!

あまりに余裕の重さから始めると、限界と向き合えずに終了してしまい、逆にギリギリを責めると記録なしにもなりかねません。

ちなみに、バーベルを持ち上げる場所はプラットフォームと言われる、厚さ10センチの木の板の上。

万が一バーベルが落ちても衝撃に耐えられるようになっています。

大きさは4メートル四方で、畳で例えると8畳ほど。ひとり暮らしができちゃうほど広々としています!

駆け引きがウエイトリフティングの神髄!?

バーベルの重さは、事前に申告しなくてはいけません。

それは競技開始2時間前の検量のとき。他の選手もいる中で、最初の重さを申告するのですが…

自分が持ち上げられない重さを申告してもいいんです!

というのも、競技開始30秒前までなら、2回まで重さを変更することができるから。

ハッタリの重さを申告して他の選手をビビらせたり、逆にわざと軽い重さを申告して惑わせたり…。ライバルの心を揺さぶるのもウエイトリフティングの技なのです!!

体だけが強いだけでは勝てない、ウエイトリフティング。

男子のスポーツのイメージが強いですが、ロンドンオリンピックで銀、リオオリンピックで銅メダルを獲得した三宅宏実選手など、日本の女子選手は世界的にも強く、注目が集まっています。

東京オリンピックでも、自分の限界に挑戦し続ける日本代表の活躍を期待しましょう!

                   
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