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2019年9月15日(日)

「いつのまにか後続いなくなった」 女子マラソン五輪内定 前田穂南

MGCの女子のレースで優勝し、東京オリンピックの代表に内定した前田穂南選手がレース後の記者会見に臨み、「いつのまにか後ろの選手がいなくなっていました」と20キロ付近でロングスパートをかけたレースを振り返りました。

前田「世界で戦えるように練習に取り組みたい」

前田穂南選手

前田選手は20キロ付近で前に出てそのままリードをぐんぐん広げ、2位に4分近い差をつけ圧勝しました。

前田選手はロングスパートについて「仕掛けたつもりはなかった。仕掛けはあまり考えていなかった。いつのまにか後ろの選手がいなくなっていました。誰か来るかなと思い、仕掛ける準備はしていたが来なかったです」と話し、報道陣の笑いを誘っていました。

そのうえで「世界でしっかり戦えるように金メダルを目指して練習に取り組みたい」と意気込みを語りました。

鈴木「オリンピックでは納得のいく走りを」

鈴木亜由子選手

また、2位で内定した鈴木亜由子選手も会見に臨み「ホッとしたが、最後は足が動かない状態の中、何とか一歩一歩進めるだけだった」と振り返りました。

前田選手が20キロ付近からスパートしたことについては「ついていくよりは自分のペースで走ったほうが、後半に足が残るのではないかという判断だった。あの時についていったら、2位にはなれなかった」と話しました。

そのうえで「今回、けがなく継続して練習できたことは収穫だったが、質という部分では上げていけると思う。オリンピックでは納得のいく走りをして、世界としっかり勝負できるよう頑張りたい」と意気込みを語りました。

前田指導の武冨監督「ぶれずにこつこつ取り組んでいる」

前田穂南選手と武冨豊監督

前田穂南選手を指導する武冨豊監督は「しっかり競技に集中している。実業団に入って5年目になるが、ぶれずにこつこつ取り組んでいる」と高く評価しました。

そのうえで「動きのむだが少なくなっている。この1年間でさらに修正してワンランク上げていければ後半のペースをもっと落とさずにいける。スピードを追いすぎるとケガをしたり体調を壊したりするので、暑い東京を逆に利用するような走りをすればいい結果を出せると思う」と話し、オリンピック本番を見据えていました。

鈴木指導の高橋監督「よく我慢してくれた」

鈴木亜由子選手と高橋昌彦監督

鈴木亜由子選手を指導する高橋昌彦監督は会見で「苦しい走りだったと思うが、よく我慢してくれたと思う」と鈴木選手の走りをねぎらったうえで「距離走をもっとハイペースにする必要がある。故障のリスクが高まるが、来年は勝負していかなければいけないので、厳しい練習をやっていこうと本人と話している。我慢強さが彼女の魅力なので、もっと厳しいトレーニングにも耐えられると思う」と話し東京オリンピックに向けネジを巻き直していました。

陸連「選考方法高く評価」

日本陸上競技連盟はレース後に記者会見を開き、尾縣貢専務理事は選考レースについて「最終的なレースの評価は東京オリンピックの男女のマラソンが終わったときにされると考えている。ただ選考がすっきりしたのは現時点で高く評価できる」と話しました。

そのうえで「このシステムというのは、盛り上がりだけではなく選手の強化の面でも機能したと感じる。この要素をどのように今後に反映させていくかは私たちの課題だ」と述べました。

瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダー

また瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダーは「指導者にとっても選手にとっても貴重な体験となり、強化につながっていくのではないかと思う。プレッシャーのかかる中でのレースは人間的にも、競技的にもものすごく成長につながるのではないか。これからも近い形で継続していただきたい」と話しました。

                   
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