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2019年9月13日(金)

武冨豊監督の戦略に迫る!タイプが異なる2人で挑むMGC

東京オリンピックのマラソンの代表選考レースMGC=マラソングランドチャンピオンシップ。一発勝負のレースに向け選手を支える指導者たちは、それぞれ戦略を持ってレースに臨もうとしています。

過去4大会連続でオリンピック選手を輩出した天満屋の武冨豊監督の戦略に迫ります。

勝負は終盤の坂の前まで

天満屋 武冨豊監督

最後の上りで勝負と思っている人が多いと思うんですけど、そこの時点で勝負が決まっているんじゃないかなと見ているんですけどね。

こう戦略の一端を語ったのが、65歳天満屋の武冨豊監督です。東京オリンピックとほぼ同じコースで行われる今大会。選手や関係者の多くは、終盤35キロすぎから続く上り坂、なかでも40キロすぎのもっとも急な坂を勝負のポイントにあげています。

その坂を前に勝負が決まるという武冨監督。指導歴30年、オリンピックに4大会連続で選手を送り出してきた百戦錬磨の名将です。

前田穂南選手(左)と小原怜選手(右)

MGCには前田穂南選手と小原怜選手というタイプが異なる2人で挑みます。

前田穂南 "仕掛けるレースを"

23歳の前田選手は前半から速いペースで仕掛けるレースが得意です。ことし7月、北海道で行った合宿での30キロを走る練習。

小原選手(左)前田選手(右)

武冨監督の「自分のペースでいけ」という合図とともに一気にスピードを上げ一緒に走る小原選手を引き離しました。

この仕掛けはスパート勝負を思い描く松田瑞生選手や鈴木亜由子選手といった有力選手を揺さぶるのに効果があると考えています。

前田選手は「人のリズムに左右されずに自分が思っているレースが出来ればいいなと思います」とMGCに向けた意気込みを話します。

小原怜 "仕掛けについて行けるか"

一方、29歳の小原選手は後半で勝負する選手です。

小原選手(左)

武冨監督は前半でずるずる引き離されるレースをすることがある小原選手に厳しく声をかけていました。

前田選手が仕掛けても引き離されずについていくことができれば、松田選手や鈴木選手のような有力選手より前に出て終盤の上り坂を迎えられる。そうなれば勝機が見えるというのが武冨監督のもうひとつの戦略なのです。

合宿中、練習でついていく勇気を見せない小原選手に武冨監督は強い口調で奮起を促しました。

天満屋 武冨豊監督

テンション的に落ちている部分を練習から感じることがある。


MGCを何としても取るということを必死になって考えて入り込んでいかないと。

小原選手は「実績のある選手が多いので、そこに勝とうと思ったらそれなりの勇気を持たないといけないと思います。自分が行けると思うタイミングをうまくつかみたい」と意気込みます。

主役の座を取って代われるか

MGCは”一発勝負”。緻密な戦略と人心掌握術で、オリンピック選手を次々と生んできた武冨監督は、前田選手と小原選手は思い描いた走りをすれば、主役の座を取って代わるチャンスは十分にあると考えています。

天満屋 武冨豊監督

どういうレースをするかを自分で決める。人のことを考えるというよりは自分がどういう特徴を持っているかだ。


そこで自分の能力を発揮できればおのずと結果はついてくると思う。

                   
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