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2019年9月10日(火)

増田明美さんが語る!MGC・女子マラソンの展望!

NHKのMGCナビゲーターを務める増田明美さんに女子のレースの展望を聞きました。後半に強い鈴木亜由子選手と松田瑞生選手を軸に、低迷と言われて久しい女子マラソン界に「風穴があく」と予想しています。

本命は鈴木と松田

MGC=マラソングランドチャンピオンシップは、東京オリンピックのマラソンコースとほぼ同じコースを走り、日本代表を決める一発勝負の選考レース。厳しい基準を突破した女子の12人の参加選手たちについて、増田さんは「百花繚乱(りょうらん)で性格だけでなく、走り方とか、勝負どころの考え方とか、選手の特徴を知って見ると、マラソンが楽しくなります」と話しています。

松田瑞生選手 (左)  鈴木亜由子選手 (右)

中でも増田さんが本命と見ているのが、鈴木亜由子選手と松田瑞生選手。ともに後半のタイムが前半よりも速い「ネガティブスプリット」を得意とし、最後のスパートで勝負できるスピードを持ち合わせています。いずれも、マラソンで日本選手に負けたことがありません。

増田さんは鈴木選手について「暑さにも強い、集中力がすごい、上り坂にも強い」と太鼓判を押し、松田選手について「最後の瞬発力はナンバーワン」と評価しています。

序盤で主導権争い

その2人を止めるとしたら、鍵になるのが早めの仕掛けです。増田さんはこう予想しています。

増田明美さん

ペースメーカーがいない中で序盤のレースの主導権を誰が握るかが一番の見どころです。前半の15キロぐらいでゆっくりとした集団だったら誰かが動きます。


特に前田穂南選手は遅いペースにはしない。福士加代子選手などワコールの3人の中の誰かが比較的速いペースで刻んでいくレースを主導すると思う。

福士加代子選手 (左) 前田穂南選手 (右)

中盤は折り返しに注目!

つばぜり合いが本格化しそうなのが中盤です。増田さんには今回、コースで見どころとなるポイントを独自に「命名」してもらっています。このうち、25キロ地点を「東京タワーもびっくり」と名付けました。

増田明美さん

勇気ある人がこのあたりでスパートする可能性があり、東京タワーがびっくりしちゃいそうです。

そして、もう1つが皇居付近の33キロの折り返し地点を「ボーっとしてんじゃないよポイント」と命名しました。

晴れると強い日ざしを遮るものがなく疲れが一番出てくるところで、「だいたい選手が勝つ時は、人が嫌がるところでレースを動かします。また、折り返しは後ろとの差、前との差がわかります」と指摘します。暑さも勝負を分ける要因になりそうです。

最大の試練は坂!

そして、終盤には最大の試練となる上り坂が待ち受けます。36キロ付近から「ダラダラ」と緩やかな上りが始まり、本命の2人、鈴木選手と松田選手に勝つには、ここで前に出ている必要があると指摘しています。

増田明美さん

コースを下見すると36キロからレースが動くとみんなが思う。でもそれだったら勝てない。


そういうレースになって力を発揮するのは、後半にスピードで勝負する鈴木さんと松田さん。

そして、最終盤に待ち受けているのが40キロ付近の急な坂です。この坂の長さからかかるタイムを計算した増田さんは「歓喜への28秒坂」と名付けました。「急な上り坂を誰よりも元気に上っていった選手がフィニッシュのゴールテープを切ると思います」と終盤のデッドヒートに着目しています。

MGC、その先の五輪へ

今回のMGCは来年の東京オリンピックを見据えて、暑さの残る時期に本番とほぼ同じコースで行われます。シドニーとアテネで2大会連続のメダルを取った女子マラソンは、低迷と言われて久しくなっています。増田さんは、女子マラソン界を変えるニューヒロインの誕生に期待しています。

増田明美さん

私は今回のMGCで『風穴があく』と思います。今回は記録ではなくて勝負ですが、新しいスターが誕生しそうな気配がある。


東京オリンピックさながらの興奮が見る側にもありますし、選手たちにとっても緊張感がある。日本最強を決める大会です。ここで自信をつけた選手は、来年メダルを狙うでしょうし、そこに直結しています。

                   
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