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2019年8月26日(月)

パラパワーリフティングの世界記録は一般より上!?

パラパワーリフティングは、 下半身に障害のある選手たちが、上半身の力のみでバーベルを持ち上げ、その重さを競います。 障害の種類や程度によるクラス分けが無く、まさに力と力の真剣勝負です。

体重別に10の階級に分かれている、パラパワーリフティング。その中で最も重い『107キロ超級』の松崎泰治選手は、153キロというジュニアの 日本記録保持者です。

しかし、松崎選手と同じ階級であるイランのシアマンド・ラフマン選手の世界記録はなんと310キロ。その記録は前回のリオパラリンピックで生まれました。

実はこの記録、一般の世界記録を10kgも上回っているんです。下半身のふんばりが効かないにもかかわらず、どうして一般の記録を上回ることができたのでしょうか。この謎を解明するために、東京大学の中澤公孝教授が、パラと一般の選手の身体を徹底分析しました。

その結果、パラ選手と一般の選手では「脳」の働きが大きく違うことが判明。パラ選手は一般選手に比べると、上腕筋を使っているときの脳の活動領域が非常に広いということが分かったのです。

「足が使えなくなると、上肢(腕や手)が足の代わりをしなければならない場面が増えます。つまり、脳は何かを失ったら、何かで補おうとするのです。その結果として、上肢の能力が非常に発達したと考えられます。」と中澤教授。

ラフマン選手が一般の世界記録を上回ることができたのは、障害があるがゆえの脳の特徴によるものだったと言えるかもしれませんね。



※この記事は以下の番組から作成しています。
2019年6月3日放送「ハートネットTV
内容は放送時のものとなります。


シアマンド・ラフマン選手は、2020年3月1日に逝去されました。
謹んで哀悼の意を表します。

                   
※NHKサイトを離れます

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