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2019年8月16日(金)

パラ陸上 車いすと義足 技術の進歩は止まらない

パラリンピックは、1960年にローマで開催されたのが始まりで、回を重ねるごとに参加選手が増え、競技のレベルも高くなっています。進化を続けるその裏には、技術の進歩がありました。

陸上用 車いす

陸上競技用の車いすの特徴は、後輪がハの字になっている事です。走行中の安定性が高まり、スピードを落とさずコーナーを走り抜けることができるようになりました。さらに選手が車いすをこぐ動きもスムーズになり、一層スピードが増しました。

そして、カーボンファイバーを素材にすることで、競技用車いすはさらに進化を遂げました。

日本パラ陸上競技連盟 花岡伸和副理事長

カーボンの良さというのは振動を吸収してくれることです。道路を走っていると必ずでこぼこがあるので、その上を走るとスピードが落ちるんですね。そのでこぼこの衝撃をカーボンフレームが吸収してくれることでスピードが落ちないんです。


鈴木朋樹選手

今まではアルミ素材の車いすに乗っていたんですが、今はカーボンになって、やっぱり体への負担が減りました。手足に伝わってくる振動をほとんど感じないんですよね。トップスピードも出るというところで、カーボンという素材がいいなと思いました。

車いすの性能が上がったことで パラアスリートたちの競技レベルが一気に引き上げられました。

競技用 義足

車いすと同じように、最先端技術をいかし、大きな進化を遂げたのが、パラアスリート用の義足です。

この義足にも、カーボンファイバーが使われています。カーボンファイバー製の義足によって、膝と足首の自然な動きを再現することが可能になりました。さらに弾力があることで、義足から返ってくるエネルギーが体を押し上げ、推進力に変える事が出来ます。こうした技術の革新が進むことで、パラリンピックは新たな段階を迎えようとしています。

リオデジャネイロパラリンピック400mリレー銅メダル 佐藤圭太選手

義足の進化とアスリートの進化でオリンピックの選手に近づいて、それを超えていくことは、技術と人間の融合の進化ということで、そこにはロマンと言うか、オリンピックよりも更なる進化というのものを感じます。そして、そういうところがスポーツではなく社会への面につながるのかなという思いはすごくあります。

鈴木朋樹選手

車いすだけが発達して、先に行ってしまうのはだめだと思いますし、自分だけが成長してしまって、車いすの性能より上に行ってしまってもだめだと思います。車いすが伸びれば選手もそれと同じくらいの力をつける、そういうバランスが大切なのかなと思います。

アスリートの能力を最大限に引き出そうと進化を続ける技術。そして、技術がもたらす力を最大限に生かそうと努力するアスリート。2020年の東京大会、パラリンピックはどれだけの高みに到達するのでしょうか?。

※この記事はオリンピックチャンネルのVTRを再構成して制作しました。

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