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2019年8月13日(火)

義足の進化で記録UP!パラ陸上走り幅跳び

パラリンピック陸上競技の中には、義足が使われる競技があります。
義足は技術の進歩とともに大幅にレベルアップしていて、パラリンピックの世界記録はここ20年間で飛躍的に更新されているんです!

今回は、義足が大活躍の走り幅跳びをご紹介します!

そもそも義足の歴史って?

競技用の義足の歴史はまだ浅く、誕生は1990年代。
それまでは、日常用の義足で試合に挑んでいました。

当時の義足は、木やゴム、鉄でできていて、とっても重かったそうです。競技をするには向いていなかったようですね…。

素材の見直しが重ねられ、1980年代にはカーボンファイバー製の義足が誕生し、大きな転換点となりました。
スネからつま先まで一枚板にすることでぐっと軽くなり、強度や反発力がUP!
衝撃にも強く、滑らかな動きと速いスピードが可能になったのです。

その形状からブレードと呼ばれるようになった義足の裏側には、スパイクと同じようにピンがついています。

これで地面を蹴った時の反発力を推進力に変えることができるんです!


この進化のおかげで、走り幅跳びでは1996年のアトランタパラリンピックの金メダルの記録が5m80cmだったのが、2015年の大会では8m40cmと飛躍的に伸びたほど!

この記録は当時の一般の選手が世界選手権で記録した距離とほぼ一緒!


…ということは、誰でも義足をつければ速く走り、高く飛ぶことができるのでは?と思った皆さん!とんでもない!義足を体になじませるだけでもとっても大変なことなのです。
筋肉や関節でつながっていない義足を使いこなすためには、日々の走り込みや、それに対応できる体づくりなど、膨大な練習が必要不可欠。

それを乗り越えることで、パラアスリートになれるのです!

パラ走り幅跳びは視覚障害のある選手も活躍!

パラ陸上走り幅跳びは、視覚障害のある選手も参加します。

選手には、サポート役となる「コーラー」がつき、踏切位置などの情報を声や手拍子で選手に伝えます。

選手とコーラーとの信頼関係が大事なのです。

試合が始まると、まず選手はコーラーと共に、踏切位置から歩数を数えながら、スタート位置を決めます。

いよいよ助走開始。コースの真ん中に立っているコーラーの掛け声と手拍子めがけて、選手が走ります。

もし途中でコースを外れてしまっても、止まった位置が踏切り板の手前ならばやり直しができます。定められた時間内であれば何度でも可能!

ギリギリまで選手にコース内で指示を出していたコーラーが横にずれます!!その瞬間ジャンプ!
こうして選手とコーラーが一体となって、良いジャンプを跳ぶのです!

ちなみに、一般の走り幅跳びでは、計測は踏切ラインから着地点までですが、全盲クラスの場合は1メートルある踏切板にのこった足型のつま先からです。
ですから、多少ずれがあってもOK!

また、競技を観戦する際は、コーラーの声がよく聞こえるよう、声を出しての応援はNG!気をつけましょうね。

もちろん、見事なジャンプのあとは拍手と歓声で祝福を!!

パラ競技ならではの魅力、いかがでしたか?ぜひ来年のパラリンピックでも応援しましょう!

                   
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