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2019年7月16日(火)

ウィンブルドン ジュニアで期待の新星 望月慎太郎が優勝!

テニスのウィンブルドン選手権は、男子シングルスがセルビアのノバク・ジョコビッチ選手が2年連続5回目の優勝、女子シングルスがルーマニアのシモナ・ハレプ選手が初優勝を果たしました。

一方、ジュニアの男子シングルスでは、16歳の望月慎太郎選手が優勝、四大大会のジュニアの男子シングルスで日本選手が優勝するのは、初めてです。今大会を日本テニス協会広報委員を務める尾崎智子さんが振り返りました。

ジョコビッチが 大会2連覇 5回目の栄冠に

男子シングルスは、トップ3が実力を見せつけた大会でした。

ベスト4に進出したのは、第1シードのノバク・ジョコビッチ選手(セルビア)。第2シードのロジャー・フェデラー選手(スイス)。第3シードのラファエル・ナダル選手。そして、四大大会で自身初の準決勝進出を決めた、第23シードのロベルト・バウティスタ アグット選手(スペイン)でした。

準決勝でナダル選手に勝利したフェデラー選手

「宿命のライバル対決」として多くのテニスファンの注目を浴びたのが、フェデラー選手とナダル選手の準決勝でした。ウィンブルドンで両者が対戦するのは08年の決勝以来、11年ぶり。

通算40回目となったこの対戦は、「ライバル対決」の名にふさわしい一進一退の見どころのある展開となり、フェデラー選手が7-6(3)、1-6、6-3、6-4でナダル選手を押し切って、大会最多の9回目の優勝に王手をかけました。

決勝のフェデラー選手(左)とジョコビッチ選手(右)

最終日、男子シングルスの頂点を争う戦いは、ジョコビッチ選手とフェデラー選手の顔合わせになりました。

試合は序盤から両者ともに譲らない攻防が続き、勝負の行方は最終セットへ。最終セットも、今大会から導入されたルール、12-12からのタイブレークにまで、もつれこむ展開に。

そして、男子シングルスの決勝戦で史上最長の記録となった4時間57分の戦いを制したのは、ジョコビッチ選手でした。

7-6(5)、1-6、7-6(4)、4-6、13-12(3)で勝利をつかんだジョコビッチ選手が、大会2連覇、5回目の栄冠に輝きました。

錦織 大会初のベスト4入りならず・・

第8シードの錦織圭選手は、2年連続2度目のベスト8入り。準々決勝では今大会8回優勝のフェデラー選手に挑みましたが、芝の王者の完璧なテニスに一歩及ばず。

錦織圭選手

大会初のベスト4入りはなりませんでしたが、「負けはしたけれど、強いフェデラー選手とプレーできたのはすごくいい経験になった。芝で安定したプレーができるということが改めて自信になった」と話しています。

四大大会では5大会連続でベスト8入りと、安定して好戦績を残している錦織選手。次の四大大会、8月26日に開幕する全米オープンでの戦いが楽しみです。

大坂まさかの初戦敗退 優勝はシモナ・ハレプ

大坂なおみ選手

女子シングルスは、全米オープン、全豪オープンを連覇した第2シードの大坂なおみ選手が、まさかの初戦敗退。

前年覇者で第5シードのアンゲリク・ケルバー選手(ドイツ)が2回戦、全仏オープンを制した新世界女王、第1シードのアシュリー・バーティ選手(オーストラリア)も4回戦で敗れるという、波乱が続きました。

シモナ・ハレプ選手

そんななか、決勝まで駒を進めて来たのは第7シードのシモナ・ハレプ選手(ルーマニア)と第11シードのセリーナ・ウィリアムズ選手(アメリカ)でした。

シモナ・ハレプ選手(左)とセリーナ・ウィリアムズ選手(右)

大会初の決勝進出となったハレプ選手は、今大会7回の優勝を誇るセリーナ選手に対し、立ち上がりから持ち味の正確なショットとフットワークを軸にした戦略的なテニスで一気に攻め、6-2、6-2のストレートで勝利。

四大大会では昨年の全仏オープン以来2回目、ウィンブルドンでは初の優勝を飾りました。

ジュニア 史上初 16歳の望月慎太郎が優勝

望月慎太郎選手

ジュニアの部では、16歳の望月慎太郎選手が日本男子として史上初となるシングルス優勝の快挙を成し遂げました。日本選手の四大大会でのジュニアのシングルス優勝は、1969年の全仏オープンとウィンブルドンの女子シングルスで沢松(現姓吉田)和子さんが優勝して以来、史上2人目です。

望月選手は、四大大会のジュニア男子シングルスに初挑戦した全仏オープンでベスト4入り、今回、四大大会ジュニア2度目の挑戦で優勝と、今後の活躍に期待がかかります。

車いすテニス 国枝は準優勝

ウィンブルドンで2016年から実施されている車いすテニスの男子シングルスでは、国枝慎吾選手が準優勝。

国枝慎吾選手

国枝選手は、現行の車いすテニスの四大大会で、これまでに全豪オープン、全仏オープン、全米オープンの男子シングルスを制しており、今大会に生涯グランドスラム(すべての四大大会の制覇)がかかっていましたが、惜しくも記録達成はなりませんでした。「またやることがたくさんあるなという思い。来年、タイトルにチャレンジしたい」という国枝選手。これからの進化が楽しみです。

テニスの聖地ウィンブルドンで、2週間の熱い戦いが幕を閉じました。ことしもウィンブルドンでは数々のドラマと記録が生まれ、私たちテニスファンを楽しませてくれました。世界最古のテニストーナメント、ウィンブルドンで絶えず流れてきた伝統と歴史は、来シーズンへと続きます。

尾崎 智子

テニス雑誌編集部を経て、2005年から日本テニス協会広報委員を務め、協会発行のメールマガジンやSNSなどを担当。

                   
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