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2019年7月12日(金)

ねぇ~知ってる?二度目の"江の島五輪"セーリング競技の舞台裏

東京オリンピックの競技場の数は東京都を中心に42、それぞれテスト大会などを通して本番さながらの準備が進められています。アスリートはもちろん、観客が安全に楽しめる環境整備も欠かせません。セーリング競技の会場、神奈川県藤沢市の江の島ヨットハーバーで行われた「セーリング ワールドカップ江の島大会2018」にお邪魔して、その様子を見てきました。

※この記事は、2018年10月に書かれたものです。

江の島ヨットハーバーには、“1964年五輪の逸品”がたくさん!

1964年 東京五輪 セーリング会場

江の島ヨットハーバーは、1964年の東京オリンピックにセーリング大会が行われた場所なんですよ。日本人選手はメダルは取れませんでしたが、大活躍したんだそうです (*^o^*)

ハーバーを歩いていると、1964年に実際に使われた逸品が…。こちらは聖火台!すでに50年以上経っていますが、まだまだ使えそうなくらいキ・レ・イ!

1964年の聖火台

そして、こちらは木製のヨット!!1964年のオリンピックに合わせて作られた貴重なヨットだそうです。
名前は、「湘南の貴婦人・やまゆり号」。まぎれもない逸品ですね~。
海外からの来賓を乗せて競技を観戦するために作られたんですって!

湘南の貴婦人「やまゆり号」

「帆船やまゆり」の動態保存活動をしている「帆船やまゆり保存会」の岡田昌己さんです。2020年の東京オリンピックに向けた意気込みを語ってくださいました。

NPO法人 帆船やまゆり保存会
特別保存会員 岡田昌己さん

岡田昌己さん

オリンピックの大舞台に向けて、今年、来年、再来年と貴重な体験をしながら、日本のセーリング関係者、団体、会場となる江の島ヨットハーバー、そして地域全体が着実にワールドクラスの対応ができるようにブラッシュアップされていけばいいと思うし、自分もその一員として頑張れればいいなと思います。

そして、なんと「やまゆり号」に乗ることができちゃいました。う~ん、風が気持ちいい~(*^o^*)
船から海上を見ると…。オォォォォ~!!選手たちが走っているのが間近で見られる~!
あちらは、スペインのチーム!当時も来賓の方たちはこんな風に「やまゆり号」からレースを見ていたのかなぁ~?

セール(帆)に風を受けて、海面を滑るように疾走!

そうそう、今回の「セーリング ワールドカップ江の島大会2018」には、44の国と地域からおよそ460人の選手が参加したのよ。さすが、ワールドカップ、国際色豊かだわ。
でも、そもそも、「セーリングって何?」という方もいるわよね。セーリングはセール(帆)を使って船を走らせる競技。1人乗りと2人乗りがあります。リオオリンピックからは、ウィンドサーフィンも加わったのよ。

資料提供:藤沢市

海上に設置されたコースを回ってフィニッシュした順位を競います。風を受けて走るヨットは、まっすぐには進めません。方向を変えながらジグザグに進むので、方向転換のテクニックがすごく大事です。また、複数の船が一斉にスタートするので、他の船との距離を測りながら、どんなコースで走れば一番有利かなどを考えながら競うんですよ!
低得点方式といって、例えば1位が1点、2位が2点。最終レース(メダルレース)までの合計点が最も低いチームが優勝となります。

行って見ないとわからない!? セーリング競技の舞台

49er級 高橋稜選手と小泉維吹選手

さてさて、陸に戻って、もうちょっとハーバーを探検~!
ムムム、道の真ん中にドーンと大きなタンク…これは何?ガソリンって書いてあるわ!

ボランティアの人に聞いてみたら、コーチが乗るモーターボート用の燃料なんですって。

セーリング競技では、コーチが選手のヨットのすぐ横をモーターボートで並走して、きめ細かく指示を出すのよ。種目がたくさんあって、海上の競技エリアも何か所もあるので、複数のボートを持ち込むコーチもいるらしいわ。オリンピックの時、モーターボートの燃料がどのくらい必要になるのか、そうしたこともテスト大会を通して、割り出していくんですって。

さて、ここで問題!選手たちは、大きなヨットをどうやってこの江の島まで運んでくると思いますか???答えは、こちらの写真!

実は、コンテナに入れて船で運んでくるんですって。
もちろん、マストなどのでっぱった部分は、分解してね(^_-)-☆

中はどうなっているのかな~?ちょっと、おっじゃましまーす!
おっと~、意外と広いのね。船が天井からぶら下がっていて、不思議な光景だわ~。
ちなみに、こちらはオーストラリアの選手のコンテナ。「毎回、移動が大変なんだよね~」と言っていました。

自然相手のセーリングは、競技の進行も“風まかせ”

大会最終日は風がほとんど吹かなくって、レースの開始時間を過ぎてもレースは始まらず…。
なんと、2時間近くも待機…。自然相手のスポーツは忍耐力も必要なのね(@o@ !!
それにしても選手のみなさん、いつものことっていう感じで「超リラックスモード」ですね~。

少し風が出てきたので、スタンバイしている選手のところへ行ってみると、ボランティアの方が、ヨットを海に出すお手伝いをしていましたよ!

ボランティアの方々も2020年の本番を想定して活動しているんですって!
学生時代に江の島ヨットハーバーを利用していたというボランティアのひとり、寺上佳子さんに今回のボランティア活動について聞いちゃいました!!

ボランティア・寺上佳子さん

寺上佳子さん

語学ができるボランティアの人が対応したので、海外の選手に対しても対応はスムーズにできました。でも、2020の大会では、選手に加えて大勢の観客が見込まれます。いままで経験したことがないような大規模の来訪者数になるでしょうね。どう対応していけばいいのか、そこが課題だと思います。

寺上さんによると、ボランティアの方々は、毎日課題を出し合い、意見交換しながら改善方法を見つけ出しているんですって。本当に、頭が下がります。

  • 外薗潤平選手(左) 岡田奎樹選手(右)
  • 吉田愛選手(左) 吉岡美帆選手(右)

レース終了後は表彰式!!私も人混みをかき分けてパチリ!ラッキー♡☆彡♡

男子は、岡田奎樹選手と外薗潤平選手のチームが「470級」で見事、優勝~。
女子は、「470級」の吉田愛選手と吉岡美帆選手が2位になりましたよ。
みなさん、おめでとうございまーす!!


江の島の海風に吹かれながら大会を見ていたら、オリンピックが待ち遠しくなってきちゃった♡♡♡
セーリングの魅力や競技のルールを知って、選手を力一杯応援しなくっちゃ、ってね。

(写真・文)東京オリンピック・パラリンピック実施本部スタッフ

                   
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