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2019年5月24日(金)

元なでしこ 永里亜紗乃が選ぶ!サッカー女子W杯・注目のスター

いよいよ6月7日(金)からFIFA女子ワールドカップ2019が開幕!日本代表・なでしこジャパンのメンバーも現地フランス入りし、初戦アルゼンチンに向けて調整に入りました。

大会をより楽しむために、なでしこジャパンのライバルとなる海外の魅力的な選手達を元なでしこジャパンの永里亜紗乃さんがご紹介!
世界にはどんなスター選手がいるの?その魅力は?男子サッカーは見るけど、女子サッカーはあまり詳しくない……。そんな方もぜひご覧ください!

永里亜紗乃(ながさと・あさの)

1989年1月生まれの元サッカー日本代表。ポジションはFW。神奈川県立厚木北高等学校、日本女子体育大学出身。2013~2015年ドイツでプロサッカー選手として活動。主な日本代表歴として、2008年 FIFA U-20女子ワールドカップ出場、2011年 FIFA女子ワールドカップ・アジア最終予選出場 同年ロンドンオリンピック予選出場などがあり、2015年 FIFA女子ワールドカップ カナダ大会では実姉の永里優季選手と史上初の姉妹同時出場を果たした。現在、NHKサッカー中継の解説を担当。

これだけは知っておきたい!女子サッカーの注目選手

――いきなりですが、世界で活躍する注目の選手や永里さんが「この人はスターだ!」と思う選手はいますか?

永里:……逆に誰か知っている選手はいますか?

――いえ、全然、ノーマークで……。

そうですよね(笑)。それでは1人ずつ紹介していきます。

世界一美しいFW アレックス・モーガン(アメリカ)

永里:女子サッカーに興味を持ってもらうきっかけとして、外見も魅力のひとつだと思うのでまずはこの選手から。

アメリカのFW、アレックス・モーガン選手は“世界一美しいFW”といわれるほどの美人です。ゴール前へのクロスボールに合わせに行くプレーがとても上手ですし、頭でも足でもしっかり合わせられます。アメリカの軸とも言える選手ですね。

なにより一時的な活躍ではなく、コンスタントに点を取り続けているのが本当にすごい!まさに女子サッカー界のクリスティアーノ・ロナウドですね!

モデルのお仕事ができるくらいきれいな選手なのでファンの数もとても多いです。

高い身体能力をもったFW サマンサ・カー(オーストラリア)

永里:サマンサ・カー選手はなんとバク宙ができるんですよ。身体能力に長けているのが特徴です。プレーでは爆発的なドリブルを見せてくれたりもします。

また、同じアジア地区の選手という視点で観てみても面白いかもしれませんね。共通点があると見やすいと思うので。

今回のワールドカップでも、もしかしたら彼女のバク宙が見られるかもしれません。ノってきたらきっとやると思います。日本と親善試合をしたときも、3点取った後にやっていたので。楽しみですね!

フィジカルを活かしたプレーが特徴 FW クリスティン・シンクレア(カナダ)

永里:今波に乗っているのがカナダのシンクレア選手です。けっこうベテランなんですけど、直近の親善試合でも3試合連続で点を決めていて、カナダの勝利に貢献していますね。ここにきて調子を上げてきたのかな。

身長が高く、リーチもあるのでボールをキープしてシュートしたり、身体を使って強引に攻めたりするのが得意です。

器用にボールをさばくというよりは、身体の大きさを活かしたプレーが見ものですね。

日本人のプレースタイルとは真逆の選手なので、見ていて面白いと思います。そのうえシュートも上手いので、目立つ選手なのではないでしょうか。

トリッキーなプレーに注目! FW マルタ(ブラジル)

永里:ベテランのマルタ選手はブラジルのスター選手ですね。ブラジル人らしいサッカーというか、トリッキーなプレーが多いです。自分でドリブルからシュートまで持っていくというのが得意ですね。

今はブラジルも組織的になってきていますが、国民性が残っているのかまだまだ個が強いです。マルタ選手はまさにブラジルのサッカーを体現している選手ですね。

無駄な動きがない美しいプレーが魅力的 MF ジェニファー・マロジャン(ドイツ)

永里:マロジャン選手は器用でうまいタイプですね。フリーキックが上手なのとタッチの柔らかさが特徴です。

不思議なもので、ゆっくりプレーしているように見えるんですよね。それなのに、相手をちゃんと抜けます。私が対戦したとき、ボールが取れない!って思いましたもん(笑)。

これは、動きに無駄がないからこそだと思います。きれいなドリブルにもぜひ注目してみてください。

足がとにかく速い! FW カロリン・ハンセン(ノルウェー)

永里:ハンセン選手はこれまでに挙げた選手に比べると目立つようなプレーは少ないのですが、とにかく足が速いんです。いちど抜かれたら最後、もう追いつけないくらい速くて。

ここまで足が速い選手はなかなか見ませんね。サイドから切り込んでシュート、という流れも多いです。スピードに乗ったドリブルで試合の展開を大きく動かせる選手ですね。

間違いなく、ノルウェーのキープレイヤーだと思います。

魅せるプレーで観客をわかすMF トービン・ヒース(アメリカ)

永里:ヒース選手はサイドのプレイヤーなのですが、魅せる上手さがありますね。お客さんをあっと言わせるようなトリッキーなプレーをするので、見ていて飽きない選手なのではないでしょうか。

単純にドリブルで相手を抜き去るのではなくて、トリッキーな動きを取り入れたり、ヒールを使ったりします。「そこでヒールする?」みたいなツッコミを入れたくなるシーンもあるのですが、見ている側としてはワクワクしますよね。相手の選手もだまされますし。

女子サッカーならではの面白さは“バチバチ感”と“国民性あふれるプレー”

永里:女子サッカーはライバル同士のバチバチ感が面白いと思います!男子のように言い合いこそしないのですが、女子の場合はプレーの中でやり返したりするんですよ(笑)。

――永里さんも現役時代にはそういう経験が……というか、そこは掘り下げても大丈夫なんですか?(笑)

永里:ありますね(笑)。やられたのも、やったのも……(笑)。チームメイトが相手を削りに行って、何分か後にやり返されていたりなんかはありました。そんな女の争いも見どころのひとつです。

あとは、かわいい選手、きれいな選手がたくさんいます。男子ほど迫力のあるプレーは多くないかもしれないけど、女性ならではの気配りや細やかな部分がサッカーにも表れているので、そこに注目してもらえると楽しめると思いますよ。

――男子サッカーと比べると、結構違いもありそうですね。

永里:そうですね。プレーの話でいうと、女子の方が男子よりも国民性が出ると思います。ひとつの国のチームに様々な文化・出自の選手が集まる男子サッカーに比べて、女子サッカーはまだ伝統的というか、そこまで選手のバラエティはありません。そのため、それぞれの国の特徴がわかりやすく表れます。

たとえば、アメリカだとダイナミックなプレーが多いし、日本は細かくパスを繋いでいくようなプレーが得意です。一方、ヨーロッパ圏内だと日本に似たようなパスワークが多い中で、自分たちの得意なプレーを織り交ぜていますね。スペインなんかは、ヨーロッパの他の国に比べて背が低いので、戦略的にパスを繋げてくるようなプレーが多いです。

オーストラリアっておおらかな感じがするじゃないですか。だからなのか、試合していても間延びする時間があったりだとか、ブラジルなんかは個が強すぎて1人で暴走してしまう選手がいたり……国民性の違いに注目して観てみると面白いかもしれません。

また、プレーの面ではスピードが男子よりも落ちる分、正確性はあるのかなと思います。細やかさは女子の方があるし、それは見ていてわかるのではないでしょうか。

女性ならではのプレーや国柄に注目して観ると、より楽しめる女子サッカー。世界では個性豊かな選手たちが活躍しています。なでしこジャパンの応援はもちろん、世界のスター選手も要チェックです!

                   
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