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2019年5月23日(木)

優勝するとカップだらけ!?今さら聞けないサッカー天皇杯って?

知っておけば大会がもっと面白くなる!サッカー天皇杯の基礎知識とトリビアをご紹介します。

参加2,600チーム以上!真の日本一を決める大会

前回、第98回大会の優勝は浦和レッズ

天皇杯は正式名称を『天皇杯 JFA 全日本サッカー選手権大会』といい、J1リーグ、ルヴァンカップ(旧名称:ナビスコカップ)と並ぶ国内3大タイトルのひとつに位置づけられています。その特徴はなんといっても出場チームの多さ!天皇杯では、J1~J3所属のプロチームだけでなく、社会人チームから大学・高校のサッカー部に至るまで幅広いチームに参加権が与えられています。2019年度の本戦出場枠は88、予選も含めるとなんと2,619ものチームが参戦!さらに「最強のチーム(ベストメンバー)をもって試合に臨まなければならない」という規定もあることから、まさに“日本一”を決める大会と言えるのです!

数ある参加チームのうち、本戦に出場できるのはJ1から18チーム、J2から22チーム、さらに各都道府県代表の47チーム、シード枠の1チームの合計88枠。シード枠は大会ごとに選考基準が異なりますが、アマチュアチームの中から選出されます。

J1・J2チームは本戦から出場し、その他のチームは都道府県代表枠をかけて予選を戦います。基本的に予選・本戦ともに勝ち抜け方式のトーナメントで、1度負けたら敗退…というスリルもまた天皇杯の見どころといえるでしょう。

また、プロアマ入り乱れての戦いとなるため、アマチュアチームが格上のプロチームに勝利する“ジャイアントキリング”も同大会の見せ場。実際、昨年の大会でも関西学院大学がガンバ大阪(J1)に勝利するという感動の一幕を演じました 。今年はどんな奇跡が起こるのか、劇的な展開を期待しているサッカーファンも多いのではないでしょうか。

日本最古のサッカートーナメント

第99回のテーマは「挑」

天皇杯は日本最古のサッカートーナメント戦と言われており、2020年には記念すべき第100回の開催を迎えます。第1回の開催年が第1次世界大戦終結からわずか3年後の1921年(大正10年)と考えると、歴史を感じますよね。とはいえ、1926年は大正天皇崩御のため中止、1941年~45年は太平洋戦争で中止になるなど、ちらほら穴が空いてるのですが、中止の年もちゃっかりカウントされています。

初代優勝杯は嘉納治五郎がイングランドからもらった

現在のFAシルバーカップ(左) 写真は第97回優勝のセレッソ大阪

大河ドラマ『いだてん』では、主人公の恩師という重要な役どころで登場している嘉納治五郎。じつは彼、サッカー天皇杯の設立にも深く関わった人物なんです。そもそも、日本サッカー協会の前身である大日本蹴球協会が設立されたのは、日本体育協会会長だった嘉納氏が1919年にイングランドのサッカー協会(The FA)からFAシルバーカップを受け取ったのがきっかけ。天皇杯の第1回大会はこのFAシルバーカップをかけて争われました。ただ残念ながら、この貴重な初代カップは戦時中の鉄資源不足により献納され、現存していないのだとか。

昔は蹴球全国優勝競技会!

「天皇杯」なのに大会初期はイングランド製のカップが授与された……?そう、実はその頃は大会名称も「天皇杯」ではなかったのです。大会創設時の名称は『ア式蹴球全国優勝競技会』。その後、何度か名称が変更され、1948年に天皇杯が下賜されたことをきっかけに、1951年から「天皇杯」という名称が使われるようになります。

ちなみに、第1回大会には4チームが出場し、優勝したのは東京蹴球団。このチームは日本で最も長い歴史を持つ社会人サッカーチームとして現在も活躍中(東京都1部)です。

優勝賞金は1.5億円!

スポーツの公式大会といえば気になるのが賞金。天皇杯ではチーム強化費として優勝チームに1.5億円(!)もの資金が贈呈されます。また、準優勝チームには5千万円、3位入賞チームには2千万円と、これまたなかなかの金額。さらに、1回戦の勝利チームには次戦への準備金として50万円、2回戦の勝利チームは100万円、3回戦200万円、ベスト16以降は300万円がそれぞれ贈呈されます。つまり勝てば勝つほどお金がもらえる仕組み!勝利へのモチベーションも上がりそうですね。

置き場所に困る?優勝するとトロフィーだらけ!

神々しく輝く勝利の証 天皇杯

大会名に「天皇」と冠しているわけですから、優勝のシンボルはもちろん天皇陛下から下賜される天皇杯。ですが、優勝チームには天皇杯以外にもJFA杯、NHK杯、共同通信杯、JOC杯、ドイツ杯、FAシルバーカップ、そしてメダルと表彰状が授与されます。優勝トロフィーってこんなに必要…?なんて考えるのは野暮!勝利の証はもらえればもらえるほどうれしいのです!

左からNHK杯 共同通信杯 JOC杯 ドイツ杯

2016年の第96回t大会から授与されるようになったJFA杯

だれがどのカップを持っているかわかりますか?(第98回大会の表彰式より)

歴代最多優勝チームは慶應義塾大学

第1回大会からの優勝回数を数えると、天皇杯の歴代最多優勝チームは慶應義塾大学系のクラブ(慶応大学、慶応BRB、全慶応)であることが判明! Jリーグが発足した1992年以前は、実業団や学生クラブが存在感を示していました。特に戦前は大学の現役・OBチームが優勝を占めており、その後1950年以降から徐々に実業団が力をつけていきます。今でこそ優勝争いはプロチームの独壇場となっていますが、今年の本戦にも北海道大学や明治大学など多数の大学が参戦。プロチームに勝利してジャイアントキリングなるか!? 要注目です!

新国立競技場のこけらおとしは今大会の決勝!

現在建設中の新国立競技場 2019年11月完成予定

天皇杯の聖地といえば国立競技場。東京オリンピック・パラリンピックに向けて新設される国立競技場は2019年11月に完成予定ですが、こちらで行われる記念すべき最初のスポーツ競技大会が2020年元日の天皇杯決勝!6年ぶりの国立競技場での決勝となります!

プロ・アマチュアの垣根を超えて日本全国のサッカーチームが優勝を目指すサッカー天皇杯。令和の時代、優勝カップを手にするのはどのチームになるのでしょうか!?

                   
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