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2019年4月9日(火)

金本知憲・松井稼頭央が選んだ「この対決がスゴい!」スポーツ平成史「野球」第1回

まもなく幕を閉じる、「平成」という時代。サンデースポーツ2020では、2月から4週にわたってスポーツの平成史を振り返ります。
3月3日放送回のテーマは「野球」。
平成、日本球界の未来を切り開いた、野茂英雄の大リーグ挑戦。その姿は、イチロー、松井秀喜、そして大谷翔平と次世代の選手たちの飛躍へとつながっています。そして日本のプロ野球でも、様々な制度の改正や、球団の移転、誕生で野球を取り巻く環境は様変わりしていきました。

ゲストは1492試合連続出場の「鉄人」、前阪神監督の金本知憲さん。そして、走攻守三拍子そろった内野手として大リーグでも活躍した、西武二軍監督の松井稼頭央さん。平成の野球を大いに語ります。

第1回は、金本さん松井さんが選んだ、平成の野球名場面。そこには平成を代表するスター選手たちの輝かしい姿がありました。

金本さんが選ぶ名場面は…スターたちの競演!

平成の野球を振り返るとき、春と夏の高校野球にプロ野球、大リーグなど語るテーマは非常に幅が広くなるため、番組ではその縦軸としてプロ野球の選手や監督、OB200人以上に「平成の野球名場面」のアンケートを実施しました。

この記事では、平成の30年間の野球界を振り返りながら、ゲストのお二人が選んだ「名場面」について語ってもらいます。

大越健介キャスター(以下、大越)
金本さん、松井さん、今日はよろしくお願いいたします。

金本知憲さん(以下、金本)
松井稼頭央さん(以下、松井)
よろしくお願いします。

副島萌生キャスター(以下、副島)
ではさっそく、平成の野球を振り返っていきます。
平成元年、野茂英雄投手に8球団の指名が競合。近鉄が交渉権を獲得しました。

翌平成2年、金本さんの選んだ名勝負がこの年にありました。

パ・野茂とセ・落合の名勝負!

副島
平成2年のオールスターゲーム。ルーキー野茂英雄投手と三冠王の落合博満選手の対決です。野茂投手の投げた高めのストレートを落合選手が打ち返しレフトスタンドへ、ベテランの貫禄が勝りました。

大越
金本さんこの時は、まだプロ入り前の学生時代だと思うんですけども。この勝負を選ばれたのはどうしてですか。

金本
実はこの同じ試合で、中日のルーキーだった与田(剛)さんから西武の清原(和博)さんがホームランを打っているんです。ゴールデンルーキーの速球派の2人から、リーグを代表するスラッガーの清原さんと落合さんが、同じようにホームランを打つ。しかもオールスターの舞台でね。まさに「競演」といいますかね。見ていてすごく夢がありましたね。

セ・与田とパ・清原の対決も同じ平成2年

大越
この頃には、自分もプロに入って、この世界でやりたいと強く思っていたんですか。

金本
いやこの時はもう、プロ野球には入れないかなと思っていたので。当時は憧れだけでしたね。

副島
ただ!その2年後の平成4年。金本さんがプロ入りされます。
その夏の甲子園では、星稜高校・松井秀喜さんの5打席連続敬遠がありました。

平成6年には松井稼頭央さんが西武に入団。

そして平成7年、野茂投手が大リーグに挑戦しました。

松井さんが選んだ名場面は…あの怪物!

副島
そして平成11年、松井さんが選んだ平成の名勝負は…。

副島
平成の怪物、松坂大輔投手が西武に入団した平成11年。オリックスのイチロー選手との初対決がありました。

第1打席は速球で三振。第2打席、今度は変化球で。そして第3打席も変化球で。3連続三振で、天才バッターと呼ばれたイチロー選手を押さえ込みました。そして生まれたのが、この名ゼリフです。

松坂大輔投手

僕のできる限りのピッチングをやろうと思って投げました。今までいまいち自信が持てなかったのが、今日で自信から確信に変わったと思います。

大越
松井さんはこの時、ショートを守っていてこの対戦を見てたんですね。

松井
はい、見てましたね。まさかあのイチローさんからね、三振1つをとるのも大変なのに3つもとるなんて、僕も見た事がなかったので。いやとんでもないルーキーが来たなと思いましたね。

大越
表情を見るとかなり悔しそうな顔してましたよね、イチローさんは。

松井
そうですね。イチローさんも、松坂大輔というルーキーが入ってきたということで、どういうピッチャーなのか楽しみにしたと思うんですよ。それが三振3つですからね。見てる方も、僕も「ひとりのファンとして」驚きました。

平成の野球の変化とは

副島
平成14年、広島から阪神にこの年金本さんが移籍されました。
そして金本さん移籍1シーズン目の平成15年、阪神18年ぶりのリーグ優勝を果たしています。
松井さんが大リーグのメッツに移籍されたのもこの年でした。

平成16年は、球界再編問題に揺れました。
プロ野球で史上初のストライキが起きまして近鉄が消滅。東北初のプロ球団・楽天がこの年誕生します。

副島
少し進みまして平成23年、この年、東日本大震災が起きました。
この2年後の平成25年に、被災地仙台を本拠地とする楽天が初めて日本一に輝きました。

そして去年、平成30年には、大谷翔平選手が二刀流として大リーグに挑戦しました。


大越
金本さんは、平成の時代になってプロに入って選手として活躍、そして監督まで務められました。この間の野球の変化は、身をもって感じてこられたと思うんですが。

金本
ぼくが感じてるのは、平成に入って3つの変化が大きかったと思っていて。今はなくなりましたがドラフトの逆指名の制度ができたこと。そしてFA制度ができたこと。そして選手がメジャーリーグに挑戦し始めたこと。この3つが、やっぱり日本の野球を変えていったのかなと思いますね。

金本さんがあげた3つの変化を上げたように、平成には、野球選手が歩むキャリアに大きな変化が生まれた30年間でした。
それはプロ球団にとっても例外ではなく、昭和の終わりには多くが関東と関西に集中していた球団が、身売りや合併、本拠地移転などにより、地方に進出していく事になりました。
次回はその地方球団の奮闘を支えた人たちの声から、プロ野球界の変化を見ていきます。


(次回に続く)

                   
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