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2019年3月27日(水)

開幕直前!セ・リーグ監督座談会完全版!後編プロ野球3月29日開幕!

29日に開幕する今年のプロ野球。サンデースポーツ2020では今年もセ・リーグ6球団の監督に集まっていただき「監督座談会」を開催!その内容を完全版として、前後編で公開します!

質問5:実は去年最下位の阪神が怖い?

副島
ここまでは広島、巨人と去年Aクラスだったチームの話を中心に進めてきたんですけども、去年Bクラスのチームにも話を移していきましょう!中でもですね、最下位だった阪神は新たに矢野監督が就任して躍進を誓っています。そこで皆さんにお聞きします。実は去年最下位の阪神が怖い。〇か×か。

緒方監督:〇
小川監督:〇
原監督:〇
ラミレス監督:〇
与田監督:〇
矢野監督:〇

大越
もちろん矢野監督は〇ですね。そして…おお!全員〇ですよ、矢野さん。

矢野
ありがとうございます!


ま、一言いうなら、この「去年最下位」は要りませんね。まあジャイアンツの場合は特に甲子園球場での阪神巨人というカード。これはですね、素晴らしいカードだと思います。なんといってもファンの力、そして選手が持っている以上の力を出すような雰囲気のあるカードなんですよね。対戦成績もほとんど、ずーっと五分ぐらいだと思います。甲子園球場での阪神はいつでも脅威を持っているチームですね。

大越
巨人と阪神はやはり互いに特別な存在なんでしょうね。さて与田さん、中日は去年5位。阪神は去年の最下位ですから、怖がってちゃいけないんじゃないですか?

与田
確かにそうなんですけど、オープン戦で戦わせていただいて、阪神は若くて非常にいい選手が多いんですよ。去年うちにいたガルシアが移籍もしましたし、そういった意味では実際生で見て、戦力的にかなり強いなと感じましたね。

大越
小川さんはいかがですか?

小川
うちは打線の方が評価されているチームですが、阪神は元々の投手力が非常に高いと思っていたんですが、そこへさらに西、ガルシアを補強したということで、うちの打線対阪神のピッチャーって考えると、ちょっと不安が出るなと。加えて、うちの選手が甲子園球場をあまり得意としていない選手もいるものですから、そのあたりに不安があって、正直怖いです。戦う前からそんなこと言うのはよくないかもわかりませんけどね。


しかし、ヤクルトの打線はすごいですよー。ヤクルトの打線はね。小川さん、もう自慢してましたね。今ね(笑)。

小川
まあ周りの評価ということですから。

大越
少し話はそれますが、ヤクルト打線のことはやはり聞きたい。今年もやっぱり山田哲人、バレンティン、この辺が軸ですか?

山田・バレンティンが今年も打線の軸!

小川
そうですね。1番から5番まで、去年と今年そっくりそのままの打順になると思います。ある程度の数字は残してくれるんじゃないかなと思っていますので。

大越
矢野さん、ほかのチームからの評価、投手力が強いという話がありました。そしてご自身で〇を出されましたけど、その一番の根拠は何でしょうか。

矢野
皆さんおっしゃっていただいた、まずはうちは投手陣のレベルが高くなっていると思いますし、若手にもまだまだ伸びしろのあるピッチャーもたくさんいます。近い将来、投手王国をしっかり作っていきたいです。去年2軍を見させていただいて、ほかのチームと比べてもうちの若い選手たちにすごく可能性を感じてますし、そこは自信を持ってます。

大越
ラミレスさん、矢野さんの自信にあふれた言葉を聞いていかがですか?

ラミレス
それだけ自信を持ってもおかしくない投手陣を揃えてますし、特にうちはここ3年間対戦成績が悪いので、本当にすごくいいチームだなと思っていますよ。特に僕が一番注目しているのは、キャッチャーの梅野です。彼はセ・リーグでも一番のキャッチャーだと思います。肩もいいですし、梅野が投手陣の力をうまく引き出していると思いますね。

ラミレス監督注目の阪神・梅野

大越
ラミレス監督からキャッチャー梅野がいいよっていう話がありました。具体的な名前が出てきましたよね。矢野さん、同感ですか?

矢野
そうですね。まあ自分もキャッチャーなんで、どうしても見る目が厳しくなって、梅野にはアドバイスもしたくなるんですけどね。本当に大きく成長したんじゃないかなと思います。本人もかなり自信を持ったプレーをしてますのでね。やっぱりキャッチャーがしっかりしてるというのは、強いチームの条件の一つには当てはまると思うので。

大越
やっぱり野球のあらゆる局面において、投手力、そしてバッテリーこそチームの柱になるんでしょうか。原さん。


やっぱり投手は計算できるというところでしょうね。投手力を含めた守りというのは、絶対的な安定度があると思います。対して打線というのはなかなか計算が立ちづらいですからね。

大越
緒方さん、これまで3連覇されてますが、その原動力はいろんな要因があると思いますけど、あえて挙げるとするとどこでしょうか。

緒方
うちは逆転勝ちが多いので、打線が強い強いって言われるんですけど、その逆転勝ちにつながっているのもやはり、中盤以降の投手がしっかりとゲームを壊さずに、最少失点で守り抜くという野球をこれまでずっとできているからだと思っています。本当に言われているように、投手力っていうのはつくづく、大切だなと改めて思います。

大越
与田さん、この中では唯一の投手出身の監督ですが、どうでしょう、実際に投げてきた側から今度はチームを率いる側になりますよね。どんなチームを作りますか?

与田
まあ中日は昨年までは特に投手力が弱いと、数字上もはっきり出てますからね。そこを改めていかなければいけない。ですが、この1月からずっと考えてきたことは、ピッチャーを助けるキャッチャーの存在、それから守備。そういったところも見直していきたいなと。私自身が投げてるとき、点を与えなければ負けることはないという気持ちで投げてたものですから。まあ打線のほうはそろそろ形ができてきたので、バッテリーでしっかりゲームを作っていきたいとは思います。

質問6:自分のチームの投手力に自信がある?

ここまで投手力の話が続いてきたので、大越キャスターから予定になかった即興の質問が飛び出します。

大越
ここでちょっと質問なんですけど、ご自身のチームの投手力には自信がありますという方は手を挙げていただけますか?

すると・・・。
まず手をあげたのは阪神、中日。
続いて巨人、DeNA。
一息置いて広島。なんと5球団が手を上げました!

あげていないのは…ヤクルトのみという結果に。

気になるのは、唯一手を上げなかったヤクルト・小川監督・・・。

大越
いかがですか、小川さん。

小川
じゃあ半分程度手を挙げます。(笑)

大越
半分ですか(笑)。しかし、小川さんはやはりヤクルトは打線でチームを作っているので、ということですか?

小川
いや、先ほど原監督も言いましたけど、打線は水物ですから、やはり野球は投手だと思ってます。もちろん投手力という意味では成績的にも悪かったのは事実ですから、打線と投手力を含めたチーム全体でやっていかないと攻撃だけでは勝ちきれないと思います。ただ去年、失点と自責点の差が大きかったんです。なのでやっぱり守備力っていうところも含めて考えないといけないなと。

大越
原さん、やっぱり監督さんっていうのは、基本ベースの考えはどうしても似てくるんですね。


そうですね。まあ目的は勝つことですから。9対8であっても、あるいは1対0であっても、その1点を上回るかどうかです。そこを考えると、やっぱり守りというものは非常に大事でね、1点というものを与えない、その部分は大事なものだと思いますね。

監督たちが重視している投手力を含めた守り、シーズンに入って、観戦する大きな注目ポイントになりそうです!そして、最後のお題はそうした接戦の戦いの中での采配、その決め手について!

質問7:迷ったらデータだ?いや直感だ?

副島
では最後の質問です。「迷ったら、データだ。いや、直感だ」。
手元に札を用意しましたのでどちらかを上げてください。

大越
何か複雑な挙げ方をしている方もいますね(笑)。

緒方監督:両方
小川監督:両方
原監督:データ
ラミレス監督:データ
与田監督:直感
矢野監督:両方

結果は巨人・原監督、DeNA・ラミレス監督はデータ、中日・与田監督は直感。広島、ヤクルト、阪神の3チームは、データと直感、中間ってことでしょうか?


大越
両方をあげていらっしゃるかたもいますが、ほかの方も「あえて言えば」ということでしょうか。


はい。あえてね、僕は迷ったらデータだと思ってます。でも、迷わなかったら直感だと思っています。

大越
緒方さんは、我々のイメージだとデータをものすごく頭に叩き込んで采配されているイメージなんですけど、それはどちらともいえないという感じ?

緒方
これって結局一緒だと思うんですよね。いろんな経験とかいろんなデータを頭に入れたうえで、総合的に直感でパンと判断する。直感ってそうやって働くんじゃないですか?僕はそういうものだと思っていたんですけど。

大越
これもやや質問が不十分だったかもしれませんね。我々の質問の設定の仕方がやっぱり皆さんのレベルに追いついてなかったかもしれないです…。


我々が大越さんみたいに東大卒じゃないからついていけないんですよ(笑)。

大越
いやいや。でもね、あえて直感ですと答えられたのが与田さん。

与田
僕も当然スタッフのデータを頭に入れた上での直感なので、小川さんや矢野監督、緒方監督とたぶん一緒の形になると思います。

大越
最後は覚悟ですか?

与田
そうですね。経験がない分、特に迷わないようにしようと。今年はそうしようと思っています。

大越
ラミレス監督はデータと挙げられましたけど、判断基準はもっぱらデータっていうことでしょうか?

ラミレス
ケースバイケースとも言えますが…まあそのケースバイケースのときは直感ということなんでしょうけど。でも基本的に僕はデータをとても重要視しています。基本的には80%はデータ、そして20%は直感、フィーリングっていう部分です。

監督の今季期待する選手は?

大越
時間もそろそろ迫ってまいりましたので、最後にですね、皆さん一言ずついただきたいと思います。今季のペナントレース、いちばん期待する選手は誰か。そしてどんな戦い方をしたいか。では小川さんからお願いします。

小川
はい。レギュラーで今シーズン出られるかどうか、まだわかりませんけど、いま期待しているのが塩見(泰隆)という2年目の外野手です。

期待の2年目、塩見

小川
彼は、途中から必ず出るような形になると思います。今シーズンの戦いからしても、戦い方からしても、欠かせない存在になってきているので、非常に期待したいなと思っています。また、昨シーズンからとにかく「執念」と選手たちに言ってきました。とにかく点を取れる状況においては、どんな形であれ点を取るという思いを持って、チームとして戦っていきたいと思っています。


矢野
僕はキーになる選手というのは、もう全員だと思っています。全員の底上げが一番チームを強くすると思っていますし、キャンプから競争ということでやってきていますので。誰か一人がうまくいったからといって、チームとしてうまくいくのはなかなか難しいかなと。チームの戦い方としては、プロであるからこそ楽しみたいなと。苦しい場面やしんどい場面もあると思うんで、その場面をどうやって楽しめるか。その表情や内面からあふれるような気持ちが出たプレーが、ファンに喜んでもらえたり、何か感じてもらえたりすると思っているので、思いっきり楽しんでやる。僕自身も簡単な仕事じゃないというのは頭にあるんですけど、でも僕自身も楽しんでやりたいなと思っています。

阪神は選手一丸となって戦う!

与田
今年から高橋周平をキャプテンにしたんですけど、若い選手をしっかり中心にまとめてですね、元気なチームを作っていきたいと思っています。

新キャプテンの高橋周平

与田
後は、コーチ・スタッフ皆で、選手たちの良いところ悪いところを一緒に探していく、気づいていく、そういった準備をしっかりしていきたいです。勝ち負けには必ず理由がありますからね。毎試合すべて素直に受け入れたうえで、翌日のゲームに挑んでいくと、そういうチームにしていきたいと思っています。


ラミレス
僕は2人選手を挙げたいんですが、野手の方では桑原(将志)です。やっぱり彼が1番バッターとして活躍することが非常に我々にとっては重要なことです。もう1つ上のレベルに行ってチームを引っ張ってくれると思っています。投手では今永(昇太)ですね。去年はかなり苦労してしまったんですが、10勝以上できるポテンシャルを持っているので、彼に投手陣をリードしてもらえればと思っています。

桑原と今永、投打の軸になれるか!

緒方
主力選手の頑張りというのは当たり前なんですけど、その中でいかに新しい若い力が出てくるか、まずひとつのポイントかなと思っています。投手陣で言えば、床田(寛樹)という、左投手の名前を挙げたいです。で野手でいえば長野(久義)ですね、彼がどのくらい力を発揮してくれるのかなと楽しみにしています。

緒方監督の期待は床田と長野



ジャイアンツは挑戦者ということでね。その中で、昨年の活躍で岡本和真が非常にいいチームリーダーになりつつあると。私が前に監督をやっているときは、入団したてでまだまだ「坊や」だったんですけど。そういう意味では、さらなる飛躍を期待をしたい。まさに若きチームリーダーとして、(坂本)勇人とともにチームを引っ張る存在であります。

4番・岡本にリーダーとしての期待


チーム全体としてはまずは勝利を目的とする。どんな場面であっても勝利を目的として戦う。あとは。少し厄介なこととか、面倒なことはコーチ監督がやり、選手はグランドにたったらのびのびとはつらつとプレーをさせるということに心がけたいと思います。

大越
あの最後にですが、今日6人の監督に集まっていただいて、この座談会が参考になったと思われる方、手をあげていただきますでしょうか。

すると…6人全員の手が上がりました!


副島
おお!ここも情報収集の場になったわけですね。

大越
みなさん本音でいろんなことをお話いただいて、本当に嬉しかったですね。今日はありがとうございました。いや~楽しかった。29日の開幕が楽しみです!

開幕前のスケジュールの合間を縫って集まっていただいた6球団の監督たち。笑顔の中にも心理戦のような緊迫した雰囲気もあり、戦いはすでにはじまっているようでした。

今年のプロ野球の開幕は、3月29日です!いよいよ始まる野球の季節、楽しみにしましょう!


                   
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