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2019年3月8日(金)

大坂なおみ「コーチ変更は"ハッピーのため"」

テニスの大坂なおみ選手が、アメリカカリフォルニア州のインディアンウェルズで行われるツアー大会の初戦を前に、NHKの単独インタビューに応じました。(聞き手スポーツニュース部・西村佑佳子記者)。

「プレッシャーかけないほうが"いい結果が出る"」

──全豪オープンとUAE=アラブ首長国連邦のドバイでのツアー大会を終えて、今、どんな気持ちですか。

大坂なおみ選手

(初戦で敗れた)ドバイでは、多くのことを学んだと感じています。


(去年優勝した)インディアンウェルズは、私が1番いいプレーができる大会の1つですし、去年は、あまり自分にプレッシャーをかけないほうがいい結果が出ることを証明できた大会でした。

新コーチのジャーメーン・ジェンキンス氏と大坂選手

──新しいコーチと楽しそうに練習していました。体のコンディションやプレーの調子はどうですか。

大坂なおみ選手

今はとても調子がいいです。きょうはよく体が動いていたので、次の試合をするのが楽しみです。

──インディアンウェルズの大会は、大坂選手にとって初めてツアー優勝した特別な大会かと思います。戻ってきて、どんな気持ちですか。懐かしいと感じることもありますか。

大坂なおみ選手

もちろん懐かしく感じることもありますし、それと同時にテニス界は常に動いているので、去年優勝したことに浸りすぎてはいけません。


ほかの多くの選手がこのトーナメントで優勝したいと思っていることも知っています。

「世界1位 守ること 後からついてくること」

──世界ランキング1位で臨む今大会の目標を聞かせてください。

大坂なおみ選手

私は、この大会でただ優勝したいと考えています。世界1位の座を守ることはその後からついてくることです。


今は優勝することが唯一、頭の中で考えている目標で達成したいことです。

──世界1位にとどまることは、大事なことだと考えていますか。

大坂なおみ選手

もちろん大切です。ただ、それと同時に自分にプレッシャーをかけすぎないようにしたいですし、ほかの多くの人たちがランキングのことを気にしすぎているように思っています。


私にとっては(ランキングを気にすることが)悪影響になると思います。1大会ずつ戦っていると思うことが大切だと思います。

──それほどプレッシャーは感じていませんか?

大坂なおみ選手

いいえ、大丈夫です。私は常にトップ5、またはトップ4にいたいと思っています。大会でシードされるので。


ナンバーワンになることは、自分がなしえる最大のことだと思いますが、それと同時にランキングを常にチェックして、自分に悪いプレッシャーをかけたくないと感じています。

"いい影響"を与えてくれる人といたい

コーチのことについて聞かせてください。この大会までの間、ストレスがあったと思いますが、新しいコーチが注目されることについてどう感じていますか。

大坂なおみ選手

コーチが決まって、とてもうれしく思っています。彼との練習は私にとって非常に重要です。彼を少し気の毒だと思うのが、私のコーチになって最初の大会が私の連覇がかかる大会で、さらに私が世界1位で、四大大会を連続で優勝と多くの注目がかかる点です。


彼にとっては少しカオスな状況だと思います。少し申し訳なく思っています。

──サーシャ・バジン氏と契約を終了したことが注目されましたが。

大坂なおみ選手

ドバイではストレスを感じていたことがわかったと思いますし、そのことについて多くの注目が集まっていました。今は乗り越えたと思いますが、当時は苦しかったです。

──大坂選手は「ハッピー」のためにコーチを変更したと話していましたが、「ハッピー」とは具体的にどういうことか教えてください。

大坂なおみ選手

朝起きて、練習が楽しみでなくなると、そこまで練習しなくていいものだと感じてしまいます。私にとっての「ハッピー」とはそういうことです。


練習に行くことが楽しみになりたい。仕事ですし長く続けたいと思うことなので、自分にとっていい影響を与えてくれる人といたい、そういうことです。

──コーチを変えるにあたって何が大事だったのでしょう。

大坂なおみ選手

最も重要だと思うことの1つが雰囲気の変化です。


なぜなら、雰囲気は私がいいプレーをできる大きな条件だと思っているからです。ポジティブな雰囲気を多く持つことが大事です。

──今回は、大坂選手が自身で初めてコーチを選んだということですが、ジャーメイン新コーチのどういった点がいいと感じますか。

大坂なおみ選手

実は、ものすごく厳しいコーチですが、私は、たまに怠けてしまうことがあるので、私にとってはいいことだと思います。


私がいろいろなことを考えたい人だと知っていて、私が考えすぎないようにしてくれます。

──ジャーメインコーチを選んだ理由を教えてください。

大坂なおみ選手

彼について周囲からネガティブなうわさを聞いたことがありません。


それはとても大切なことで、いい人そうでしたし、テニスが上手なこともとても重要なことでした。

「子どもたち 応援してくれたこと うれしかった」

──(いずれも元世界女王の)ウィリアムズ姉妹と仕事をしたことがある人がコーチやトレーナーを務めていますが、その点は意識していますか?

大坂なおみ選手

私にとっては偶然で、ウィリアムズ選手たちが過去に仕事をしていた人をわざわざ探していたわけではありません。


ウィリアムズ選手と仕事をした人たちは皆、その道でベストの人だったということで、私がどうこうできることではありませんでした。

──大会前にSNSで過去を振り返りながら、感謝のことばをつづっていましたね。

大坂なおみ選手

ドバイにいるときからこの気持ちがありました。試合をしているときに多くの子どもたちが観戦に来て、一生懸命応援してくれたことがうれしかったし、勝てなかったことを悲しく感じていました。


ここでも多くの子どもが応援に来てくれて、特別な感情になりました。彼らの親たちが、私が子どもの見本になると信じてくれたということだと思いますし、そのことを私はとても真摯(しんし)に受け止めています。

西村佑佳子

平成23年入局。スポーツニュース部。東京オリンピックに向けた組織委員会などを取材。 現在はテニス、バレーボール担当。

                   
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