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2019年2月13日(水)

女子バレー部名将「"福田バレー"で挑む 最後の大会」

全国を舞台に戦い抜いてきた国学院栃木高校、女子バレーボール部。チームを43年にわたって率いてきたのが、福田均志監督です。

今年の大会での退任を決めていました。32年連続で高校の全日本選手権出場に導いた名将の最後を追いました。

"颯爽流麗"をモットーに全国制覇も

福田均志監督。定年を迎えるこの春、監督を退任します。43年間、情熱を持って子どもたちを指導してきました。

福田監督

常に一緒に汗をかく、それがスポーツの原点だと思ってます。

連続出場32年は全国最長。平成5年には、全国制覇も成し遂げました。

モットーは、監督自ら考えた「颯爽流麗(さっそうりゅうれい)」。「流れるような華麗なバレー」を目指してきました。

大きな存在であり親のような近い存在

チームのエース、坂本選手は、親子2代で監督の指導を受けてきました。

坂本選手

私の母に『ここに来て、福田先生に教われば間違いない』って言われて、ここに入ろうと決めました。


福田監督は大きな存在で、親みたいなすごく近い存在です。

福田監督の指導法。ふだんは、見守っていることが多いですが、時には厳しい言葉を投げかけ、意味を考えさせます。

一方で優しさも。

福田監督

部員たちにクリスマスのケーキをプレゼントしたら、ちゃんと皆で食べてますって、ケーキごちそうさまでしたって写真を送ってくれました。

福田バレーで挑む "最後の大会"

福田バレーで挑む最後の大会。監督も強い思いを持っていました。

福田監督

一番勝ちたいのは私ですよ。最後なので、やっぱり色んな意味で勝って終わりたい。

試合を4日後に控えた元日。毎年恒例、必勝祈願の初詣。坂道を登り続けて43年です。

福田監督

優勝祈願の初詣は43年目ですね。若いときは先頭で歩きましたよ。でも、歳とともに徐々に下がってきて、今は最後尾です。

坂本選手

福田先生を全国の舞台で上にいけるように願ってきました。

そして迎えた大会当日。

初戦の青森西高校との対戦前、監督は選手たちに声をかけ、緊張をほぐします。

第1セットを落としたあとの第2セット。

福田監督「強いチームは2セット目から」。

第2セットを奪って試合を振り出しに戻します。

運命の最終セット。マッチポイントを先取したのは、国学院栃木。しかし、決めきれず、第3セットを落して初戦敗退という結果に終わりました。

坂本選手

最後に初戦敗退になっちゃって、すごく申し訳ない気持ちでいっぱいです。

牧之内選手

福田監督ともっと一緒にバレーがしたかったです。

福田監督

最後に一花と思っても簡単にいくものではないし、色んな意味でここまで部員たちがついてきてくれたということで、それだけで感謝しています。ありがとう。

いろんな意味ですごい"財産"を残せた

会場の外で待ち受けていたのは、監督を見送ろうと集まったかつての教え子たちでした。

坂本選手の母

私が高校生の時は、バレーのことはもちろんですけど、いろんな面で大きくさせてもらった3年間でした。厳しい中にも優しさがあって、本当にそんな先生です。

福田監督

43年間は自分の財産ですよね。教え子から親から。いろんな意味ですごい財産を残せたなと。


1年1年の追いかけっこっていうか。あっという間に43年間経ちました。全日本選手権に32年連続で出ても、来年あればもう1回って気持ちになるので、今年で引退することで今のところホッとしてます。

名将が築きあげた一時代が幕を閉じました。

有馬 護

宇都宮放送局 記者。
2016年入局。警察司法取材やスポーツ担当を経て、2018年7月より両毛広域支局に勤務し、地域の話題を中心に取材。中高ではサッカー部に所属。今回の取材では高校生たちの一生懸命な姿に思わず熱くなり、大会でも真剣に応援しました。

                   
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