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2018年10月28日(日)

渡邊雄太 待ちに待った"NBA出場"~田臥勇太以来14年ぶり2人目の日本選手~

NBA=アメリカプロバスケットボール、グリズリーズの渡邊雄太選手が、27日に行われたサンズとの試合に出場しました。日本選手がNBAに出場したのは、田臥勇太選手以来、14年ぶり2人目です。

"あくまでスタートライン"

渡邊選手は、ことし7月にグリズリーズと、下部リーグでプレーしながら一定期間NBAの試合にも出場できる「ツーウエー契約」を結びました。

NBAのシーズンが今月開幕してから、ここまでベンチ入りしていませんでしたが、27日、メンフィスで行われたサンズとの試合で、初めてベンチ入りしました。

そして、チームが大きくリードした第4クオーターの残り4分31秒から途中交代で、初めてNBAの試合に出場しました。

渡邊選手は、守備では味方のゴール下でリバウンドを取る一方、攻撃では鋭いドリブルで切り込んでファウルを誘いました。そして、与えられた2本のフリースローを確実に決めました。

渡邊選手はそのまま試合終了まで出場し、2得点、2リバウンドをマークしました。

チームは117対96で勝ちました。

渡邊雄太選手

素直にうれしい。ただ20点差以上リードがあった場面だし、今日はみんなにコートに立たせてもらった。あくまでスタートラインに立っただけという気持ちでいる。

渡邊選手とは

渡邊雄太選手は、香川県三木町出身の24歳。両親はともに実業団でプレーした元バスケットボール選手です。

香川県の尽誠学園で全国高校選抜大会の2年連続準優勝に貢献するとともに、高校生で初めて日本代表候補に選ばれました。高校卒業後、NBAを目指してアメリカに渡り、ジョージ・ワシントン大学に入って主力選手としてプレーしました。

身長は2メートル6センチ、スピードのあるドリブルや離れたところからのシュート力を武器に、複数のポジションをこなせるのが持ち味です。

大学を卒業後、ことし6月のドラフト会議では指名されませんでしたが、NBA入りを目指す若手選手などによる「サマーリーグ」に参加して、NBAのチームとの契約を目指していました。

そして7月に、NBAのグリズリーズと「ツーウエー契約」を結び、NBA出場の機会をうかがっていました。

日本代表としては、9月に行われたワールドカップアジア2次予選の2試合に出場し、アメリカのゴンザガ大学でプレーする八村塁選手とともに攻守に活躍してチームの勝利に貢献しました。

グリズリーズとは

NBA=アメリカプロバスケットボールのグリズリーズは、アメリカ南部にあるテネシー州のメンフィスに本拠地を置くチームです。

チームの創設は1995年で、カナダのバンクーバーが本拠地でしたが2001年からメンフィスに拠点を移しました。

NBAのウエスタンカンファレンスに所属し、創設当初は弱小チームでしたが徐々に力をつけ、2010年から11年のシーズン以降、7シーズン連続でプレーオフに進みました。

しかし、昨シーズンは主力のけがなどに苦しみウエスタンカンファレンスで15チーム中14位に終わり、プレーオフ進出を逃しました。

「ツーウエー契約」とは

「ツーウエー契約」は、昨シーズンから導入された通常とは異なる契約です。

対象となるのは、新人から4年目までの若手選手で、各チーム最大2人まで結ぶことができます。

この契約を結んだ選手は、主に下部リーグのチームでプレーしますが、メンバーの不調やけがなどで新たなメンバーを招集する必要が生じたときに、下部リーグから昇格し、最大で45日間、NBAでプレーできます。

ただ、通常下部リーグのチームに所属する選手は、オファーがあればどのNBAのチームとも契約することができますが、「ツーウエー契約」をしている選手は、ほかのチームとは契約を結べないため、NBAでプレーするためには所属のトップチームに昇格するしかありません。

日本選手とNBA

日本選手とNBAの関わりでは、1981年、当時、日本の実業団チームでプレーしていた岡山恭崇さんがNBAのドラフト会議で指名されました。

岡山恭崇さん (写真 右)

岡山さんは2メートル20センチを超える長身を生かしたプレーが持ち味で、日本代表でもプレーしていましたが、NBAのチームには入団せず、日本でプレーを続けて引退しました。

田臥勇太選手

その後、日本選手とNBAとの関わりは途絶えましたが、2003年に田臥勇太選手が日本選手として初めてNBAのチームと契約、次の年には4試合に出場し7得点を挙げました。

富樫勇樹選手

2014年には富樫勇樹選手がNBAのチームと契約しましたが、試合に出場することはできませんでした。

父親「歴史的な1日」

渡邊選手の父親 元実業団選手の英幸さん

歴史的な1日になってうれしい。短いプレー時間でも積極的にしかけてディフェンスも頑張っていた。まだ、これがスタートなのでこれからも日々、精いっぱいプレーしてほしい。

                   
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