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2018年9月26日(水)

女子バレー世界選手権直前!中田久美監督インタビュー 前編~アジア大会を終えて見えたもの~

バレーボール女子日本代表の中田久美監督。15歳で代表デビュー、天才セッターと呼ばれロサンゼルスオリンピックでは銅メダルを獲得しました。

去年、満を持して代表監督に就任したものの、アジア大会ではまさかの4位。

東京五輪まであと2年。サンデースポーツ2020では大越健介キャスターが中田監督にインタビューしました。

この記事では、そのインタビューを未公開部分を含めて前後編に再構成。前編では悔しい結果に終わったアジア大会を受けて、東京五輪へチームをどう強化していくのか聞きます。

アジア大会4位に「心が折れた」

今から35年ほど前。私、大越健介を含めた東大野球部の部員たちは、寮のテレビに映るバレーボールのワールドカップに大いに夢中になっていた(恥ずかしながら、あまりに熱い声援を送りすぎて、近所から苦情がきたほどだ)。
その視線は、コートの中心で躍動する、自分たちよりも年下の、10代のセッターに集まっていた。
それが、中田久美選手。現バレーボール女子日本代表の監督だ。まさに、私たちの世代にとって「女子バレーと言えばこの人」と言える存在だった。

監督としても、バレーボール女子プレミアリーグで監督就任1年目の優勝など、輝かしい実績を誇り、満を持して女子日本代表の監督に就任した中田監督。その彼女が、今苦しんでいる。

東京五輪での金メダルを目標に掲げながら、今年のアジア大会ではメダルを逃す4位。
2020へいかに強化を進めるのか、待ったなしともいえる状況で、じっくりと監督に今の思いを聞いてみたいと思った。

東京での合宿中に話を聞きにうかがった

大越健介キャスター(以下、大越)
アジア大会が終わりました。これは一番監督がお感じでらっしゃると思うんですが、やはり結果がやっぱりあまりにも出なかった。
正直、こたえたんではないんですか?

女子バレー日本代表 中田久美監督

中田久美監督(以下、中田)
こたえました。はい。
ほんとに責任を感じてますし・・・心折れますよね。

大越
・・・折れましたか。

中田
折れました。でも結果が出ないとね、全て言い訳になってしまうので、力がなかったということだと思います。

大越
決して本意の結果ではなかったと思うんですが、アジア大会はどういう大会だったという風に位置づけてらっしゃいますか?

中田
まずは、東京2020に向けての、環境の部分のシミュレーションをしたいっていう意図がひとつありました。選手村に入れる人数も限られてる中で、その限られたスタッフ、環境の中で、どういう風に選手たちにコンディションを作ってもらうのか、コミュニケーション的にどういう問題が生じるのか、色々制約がある中で自分たちのパフォーマンスをどういう風に発揮するのかっていうことを、大きなひとつのテーマとしてやりました。
二つ目は、新戦力も入れて、国際大会でどのぐらいパフォーマンスが発揮できるのかっていう部分。
三つ目は、セッターに佐藤美弥を、今シーズン初めて使って、彼女がどれぐらいできるのかということを見極めたかった。
その大きなテーマの中で、タイに敗れて、結果的には4位に終わりましたけど、ある意味、良くも悪くも次のステップに行くために、より課題が明確になったのかなと思います。

大越
選手起用や選手村でのスタッフの体制など、いろいろなトライをして、結果として、この大会自体は大きな経験になったと。

4位に終わったアジア大会の結果には悔しさをにじませた

中田
日本選手団としての女子バレーの立ち位置、期待度だったりとか、そういうのは、この春に行われた大会、ネーションズリーグの中では、なかなか見えないことでした。
アジア大会で「日本選手団」として戦うという部分では、初めて経験する選手が非常に多かったので、「日本選手団、チームジャパンって、あ、こういうことなんだな」っていうことを感じたのは、すごくいい経験になったんじゃないかなとは思いました。

大越
その部分は、選手たちなりに手応えを感じたと思われますか。

中田
最初は、たぶんわからなかったと思います。
私は、あえて彼女たちにストレスをかけましたから。選手村での生活のこととか、細かいこともいいました。同じフロアに他競技の方がいらっしゃる中でやっぱり女子バレーチームとしての生活態度だったりとか。
例えば、ダイニングはそんなに遠い距離ではないんですけど、チームでまとまって行こうと言いました。他の競技はバラバラで好きな時に行ってるけど、私たちは一緒に行こうと。
それも私が過去に選手村での色んな経験をした中で、そのほうがやっぱり2020のことを考えたら、いいんじゃないかと思いまして。選手たちはほんとに窮屈だったと思います。
バレーボールは大会の最初から最後まで、それも1日おきに試合があるんで、そのコンディショニング、あとは集中力のもっていき方が非常に難しい部分があります。なので、これでもかっていうぐらいストレスをかけたので、選手たちにとって厳しいジャカルタの選手村の生活は、マイナスになったことは、たぶんないと思います。
ですから、まあ結果はもちろん出さなければいけないんですけど、チームに「ストレスをかける」という意味では良かったなって思います。

セットを取り切る力の差

アジアのライバル相手に、メダルにすら手が届かない結果となったアジア大会。
私が気になったのは、世界ランキング1位の中国との試合だった。第1セットから、体格に勝る相手に対し、チームが目指す「テンポの速い攻撃」でリードを奪う展開。
しかし。
日本はセット終盤になると急激に失速。逆転でセットを奪われてしまう。
終わってみれば、1セットもとれないストレート負け。これだけ悔しい「負け方」はないだろうという試合に思えた。
監督は、その試合をどう見ていたのだろうか。

日本(青)は中国(黄)の前にストレート負け

大越
アジア大会、中国戦について具体的に伺っていきます。
セットカウント3対0の試合でしたが、セットによっては20点ぐらいまでは拮抗した展開でした。
それだけを見れば、力にそれほど差はないんではないかと、素人目には見えます。
しかし、そこから先の勝負が決まるところ、そのセットの勝負の分かれ目みたいな場面で、流れをことごとくさらわれていったような感じを受けたんですが、監督はどんな風に見てらっしゃいますか。

中田
うーん・・・。確かに第1セットと第3セットで競り合ったのは、自分たちの力だと思うんですね。
ただ、点数の取られ方がほとんど自滅、自分たちの安易なミスで、相手に流れを一気にもっていかれた。そこが世界との力の差というか。それは「大きな差」だと思うんですけど、これから世界選手権もあるし、色んな国際大会を積んでいく上で、どうその差を埋めていくのか、本当に課題だと思います。

大越
それは20点ぐらいまで競ったから差は小さい、ということではなくて、やっぱり最後勝ちきれないというのは、「決定的な大きな差」であるという認識でいらっしゃる。

中田
そうです。そのセット終盤の点数の取り方、1点の重さはそれまでと変わります。1本のサーブミスで流れが一気に変わる。なのでその部分のクオリティをどう確実なものにしていくのか、すごく大事なところだと思います。

大越
この1本、勝負のポイント、分かれ目でしっかりと勝ちにいくと。やっぱりバレーボールの最後のその25点目、セットを最後取り切るということは、単に我々がこう漫然と数字を見ている以上の意味があるということですか。

中田
はい。絶対落としちゃいけない点を確実に取ることが、すごくこれから大事になってくると思います。

大越
で、それを改めて思い知ったのがアジア大会であったと。

中田
前からその大事さは知っていたはずなんですけどね。
でも、大会の規模も違うので。あの中国戦でセットを取りきれなかったっていうのは、本当にもう、メンタル的にも技術的にも不足してる部分だと思います。

無我夢中の1年目と、怖さを知った2年目

大越
今、メンタルというお話が出ましたけれども、これほど難しい問題もないと思います。
選手たちのメンタルを高めると、一言で言いますけれども、その難しさは今、痛切に感じてらっしゃるんではないですか。

中田
感じてます。もう、なんだろう・・・今の選手たちに「成功体験」をどこまでさせてあげられるのかでだいぶ変わってくるのかなと思います。
その小さな成功を日々の練習の中でもどれだけ積めるか。それは甘やかすとかではなくて、負荷をかけながらチャレンジさせて、成功させるっていう。それは、これからやっていく部分なのかなと。

大越
これまでも例えばブラジルに勝利をしたり、選手たちが手応えをつかんだような試合も、いくつかあったと思うんですよね。でもそれは、まだ選手たちの中で成功体験としてちゃんと積み重なっていないという感じですか。

去年のワールドグランドチャンピオンズカップでは強豪ブラジルに勝利

中田
というか、逆に怖さを知ったんだと思います。
1年目は、やっぱり無我夢中で何もわからない中、とにかく目の前の相手を倒す、というところに集中して、なんとなく自分たちができる部分も見えました。反面、2年目になると、今度は負けちゃいけないって気持ちになる。当然対戦チームも研究をしてくるので、どうしてもこう、受け身になったり、失敗をしちゃいけないって守りに入っていると思います。
昨シーズン通用していたことが、ことごとく塞がれていくと、選手たちの中で「あれ、こんなはずじゃない」って、不安感に襲われるんだと思うんです。
でも、そんなことは全然関係なくて、もっと自分たちのやりたいバレー、目指すバレーを確実にやっていけばいいと思うんですけど。そこに怖さというか、チャレンジできなくなる迷いっていうのかな、それが生じてきているのかなと。
そこをなんとか取り払ってあげて、監督としてもっと明確に選手たちがブレないように軌道修正をして、世界に挑んでいくような環境を作っていかなきゃいけないとは思ってます。


国内で輝かしい実績こそあれ、ナショナルチームの監督は、中田監督にとって初めての体験だ。
思わぬ2年目の失速は、もちろん選手だけでなく中田監督自身にとっても大きな苦しみだったのだろう。
春から夏にかけ、世界の有力16チームで世界一を争った「ネーションズリーグ」では、思うような結果が出ないことに対し、中田監督が会見で涙を流す姿さえ見られた。
その当時を振り返ってもらうと、監督自身、反省の言葉をもらした。

中田
やっぱり1年目にチームで積み重ねてきたものがあり、じゃあ2年目は「この上に何かを乗っければいいや」っていう風に、私も単純に考えてたかもしれません。
でも、そんなきれい事ではまったくなかった。戦術、戦略とかっていうのは、国際舞台では計算外のことが起こって思った通りいかないものなんだなと。
その中で臨機応変に、後手後手に回らないように作戦を変えていくことが、本当の戦略なんだっていうことは、今シーズンすごく自分の中で感じたことです。

練習して、練習して、疲れ果てても出る力を

アジア大会から帰国後、チームは世界選手権に向けて東京のナショナルトレーニングセンターで合宿をはっている。
練習では時に、まさに「闘将」というようなゲキも飛ぶ。

中田久美監督

100%追求してよ!
こんなことやってたらどこのチームにも勝てないよ。
オリンピックで最後の1点だったとして、やっぱりとれませんでしたでは終われないよね。

アジア大会であらわになった、「勝負所で勝ちきれない弱さ」。それは中田監督が就任以来向き合い続けてきた課題でもある。次はアジアではなく世界を相手にする舞台まで1ヶ月を切り、選手たちに何を課していくのか。


大越
アジア大会から帰国して、今は再びナショナルトレーニングセンターで合宿をしています。
アジア大会の反省から、新たに付け加えたり、練習で工夫をし直したり、どんな形で合宿に臨んでいらっしゃるんでしょうか。

中田
まずはコンディショニングを整え直します。
あとはもう、世界選手権までは練習パートナーも男子相手にしかやりませんので、そういう高さ、パワーに対しての「負荷」をかけます。その高さとパワーに感覚、目、体を慣らして、そこから点数を取るしかないと思ってます。

大越
私にとって、かつて見ていた日本女子バレーといえば、世界を代表する存在でした。その裏には練習の過酷さ、監督、コーチの指導の厳しさがあって、練習もドリル的に体で覚えて、実際強くなっていったっていうのは、あると思うんです。でもある時期から、金メダルをとることが難しくなりました。
じゃあ、昔のように高圧的に厳しく怒鳴れば、結果が出るようになるのかってものではないですし。練習の中で工夫をして、身につけさせなければいけないっていうのは、指導者にとってもすごく難しい時代ですよね。

中田
難しいですね。でもやっぱり、その人の本当の力って、練習して練習して、もう疲れちゃって集中力がない時にでも出る力だと思うんです。そこまでやらないと、たぶん世界に勝てない。
そして、世界はそれをやってます。もっともっとやってます。練習でも監督もすごいこと言ってるし。
そうやって外国は、高さ、パワーだけじゃなくて、それまで苦手としてきたバレーの基本的なことをしっかりと身につけてきた。そこはすごい大きいと思います。

大越
かつての日本並みの猛特訓であるとか、厳しさであるとか、そういったものを体力差のある諸外国がつけてきた以上は、日本は更に練習内容でギリギリまで追い込んで、更にプラスアルファしなきゃいけないと。

中田
そうですね、それこそ科学的なトレーニングも全部取り込んでやらなきゃいけないと思うし、でも科学的なとこだけでは解明できない日本人の良さって絶対あると思うんですよ。そこも私は生かしていかなきゃいけないと思います。

これからの日本を引っ張る期待の選手は・・・

大越
ここから、個々の選手についてお聞きしたいんですが。今のチームで言うと、監督は20歳と若い黒後愛選手を、積極的に起用されてますよね。

黒後愛選手

中田
ベテランだけでも勝てないし、じゃあ、若くすればいいのかっていう問題でもないので。
バランスを取りながら、キャリアのある選手も入れ、若い黒後とか古賀紗理那とか、そういう新しい風をチームに引き込みながら彼女たちを育てて、チームを作っていく。そこは非常に難しいところでもありますけども。まあ黒後に対しては、今は我慢だなと。
いい時もあれば悪い時もあるし、この試合を捨ててでも黒後を使い続けなきゃいけないという場面もあります。もちろん勝つっていうことを大前提にしながらですけど。

大越
期待するからこその我慢ですね。

中田
もちろん。そんなに世界は甘くないですから。
でも、しっかりと彼女と向き合って、話し合いながら、彼女の目指すべきものや、周囲の期待も、しっかりと受け止められるだけの選手になってもらいたいと思います。
でもすぐには、やっぱり難しいです。単発の試合ではいいと思いますが、確実な戦力になるっていうことを考えたら、もう少し時間は必要なのかなと。

大越
そしてもう1人、名前が出てきたのが22歳の古賀紗理那選手です。アジア大会には出場されませんでした。
「大砲」と呼ばれるだけの選手ですが、古賀選手もやはり我慢ですか、それとも我慢よりももっと実績を上げてほしい選手ですか?

古賀紗理那選手

中田
アジア大会のメンバー登録の締め切りの時、あんまり古賀の調子は良くなかったんですね。
結果的に、古賀を外したことで、「古賀紗理那であっても活躍をしなければ残れない」とチームに意識をつけられたと思います。
古賀は、リオのオリンピックも外されてて、それから去年のグランドチャンピオンシップも怪我で外れてっていう、非常に苦しい、悔しい思いをしてきてるので、今の古賀紗理那は、かつてとは全く違う選手になってますよ。

大越
楽しみですね。

中田
そういった意味では、私は彼女は次の時代のリーダーになれる選手だと思ってます。


チームスポーツの監督の中には、個別の選手に対する評価を口にしたがらない人も多い。
なので中田監督が、ふたりについては思った以上に饒舌(じょうぜつ)に、時に厳しい言葉で期待を語る姿は、少し意外だった。
中田監督自身、10代で代表入りし、レギュラーとしてオリンピックのメダル獲得に貢献した。
20代前半のふたりへの期待は、「ふたりなら必ず出来る」という信頼の証なのかもしれない。

中田久美の“セッター論”

大越
それで、もうひとつ聞きたいんですが、やっぱり中田さんが長年務めてきた・・・

中田
セッターですよね。

大越
セッターです。
アジア大会では佐藤美弥選手を起用しつつ、まだ試している部分があったかと思うんですけれども、セッターを要として育てていくにあたって、どういう方針で臨まれますか?

佐藤美弥選手

中田
合宿の中で見極めます。今はセッターを3人呼んでますが、ここからは2人でいいので。
これから追い込んで、練習を増やして、コンディションの状態も見ながらですね。
ギリギリまで引っ張りながら、セッターもたぶん決めなければいけないと思います。

大越
世界と戦うセッターに求められる資質、そしてパフォーマンスっていうのは、どういうものなんでしょうか?

中田
私は常にチームの中心にいるのがセッターだと思ってます。そういう人がセッターになるべきだと思うので、誰が中心になるんだろうなって、今すごく見てます。
仲間を生かすためにどうするのか、スパイカーにトスを「上げさせられてる」ようなセッターはダメだと思うんですよね。

セッターたちの代表生き残りへ 監督は厳しい視線を送る

大越
やっぱりゲームをコントロールするのはセッターであると。

中田
ほんとにチームの中心的存在、絶対的存在になれる存在感が必要です。
あとは、「中間管理職」みたいな能力。
コートと監督の間に立ち、上手く結びつけていくっていう、そういう役割もあると思うので、もちろん技術も大事ですけど、やっぱりチームを支配する、選手を動かすっていう意味では、1つの起爆剤になるポジションですよね。

世界選手権は2020への試金石

中田監督率いる女子バレ-日本代表の次の戦いの舞台は、9月29日に始まる世界選手権。オリンピックの中間年に開催される4年に一度の大舞台。中田監督にとって、その大会の位置づけとは。


大越
間もなく世界選手権という、これも非常に大きな大会が始まります。
アジア大会から間がなくて調整の難しさはあると思いますが、2020を1つのゴールと考えた時に、この2年前にある世界選手権っていうのは、どこまで行ければ合格だと考えていますか。

中田
メダルは、やっぱり取りたいです。
どういう状況であれ、そこはブレてはいけないと思います。

大越
全体練習の前、練習場のスクリーンに、銅メダルを取った、2010年大会の3位決定戦の様子を映像で流されてましたよね。選手たちはそれを見ながら、トレーニングしてましたけれども、あれもやっぱりそういう意識づけですか。とにかくこの世界選手権、メダルを取る大会だと。

2010年の世界選手権では3位に入った日本

中田
選手たちにとって、どのぐらいのお客さんの前で、どのぐらいのプレッシャーでやる大会なのか、あんまりわからないと思うんです。それがリアルにわかるほうがいいのかなと思って。

大越
しかも日本開催ですからね。

中田
そうなんですよね。

大越
この日本開催っていう意味で言えば、2020年の試金石としては非常に良い機会になりますね。

中田
よりリアルに、色んなことを背負いながらやる世界選手権だと思ってます。

大越
開催国ということでオリンピックの出場権は既にあるわけですが、今年の世界選手権、来年のワールドカップと、国際的に大きな大会を通して、オリンピックででベストのパフォーマンスができるように高めていくと。

中田
もちろん。そのためにやってきてるんで。
あくまでも結果にこだわります。常に世界の上位の中に入っていられるチーム力がなければいけないと思うので、限られた時間の中でやるしかないなと。

大越
そう考えると、2020までのことを考えた時にですよ。どこかで結果が出ない時期が必ずあり、底を打って、そこから上がっていかなきゃいけないとすれば、このアジア大会が1つの自分たちの現実、つまり2020年へ向かって上がっていくための底であったっていう風に、あとから言えるようになりたいですね。

中田
もちろん、そうですね。このまま終わるわけにはいかないですし、諦めるわけにもやっぱりいかないので。
ジャカルタで味わった、あの経験を力に変えるのがアスリートだと思います。



近日公開の後編では、若い選手たちをいかに成長させていくか、中田監督の指導法を聞いていきます。

大越健介 キャスター

昭和60年NHK入局、初任地は岡山局。政治部の記者として活躍した。
キャスター就任はNW9以来、3年ぶり。
"スポーツをこよなく愛する親父"の代表として自ら楽しみながらお伝えする。

                   
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