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2018年9月7日(金)

伊藤美誠 自分と向き合う17歳の夏 NHKスペシャル TOKYOアスリート 9月23日夜9時放送!

この夏、卓球のトップ選手たちは、東京オリンピックに出場する上で重要となる世界ランキングをあげるため、アジア大会への出場を見送り、海外でワールドツアーを転戦する日々を送りました。

その一人。伊藤美誠選手。2年後の金メダルを目指し、課題と向き合った17歳の夏に密着しました。

「人生で一番大事な2年間」が始まる夏

7月下旬、オーストラリアの空港に伊藤選手の姿がありました。

伊藤美誠選手

2年後の東京オリンピックでシングルスに出場できるのはわずか2人。
現在世界4位の石川佳純選手、7位の伊藤選手、そして9位の平野美宇選手と、世界ランキング10位以内に3人が入る日本の女子。シングルス出場を果たすには国内の有力選手たちとの厳しい競争を勝ち抜かなければなりません。

伊藤選手は、日本選手最上位を目指して、ワールドツアーでの戦いに臨んでいました。

伊藤美誠選手

人生の中で一番大事な2年間だと思っているので。命がけといったらおかしいかもしれないけど、卓球に人生をかけていますから。

「感情のコントロール」と向き合う

伊藤選手の持ち味は、強気の攻め。
自らを「競る試合が楽しいタイプ」と語るとおり、劣勢の場面でもひるまずに、ボールが上がりきる前に打つ強烈なスマッシュなどで攻め続けます。

その伊藤選手が、この夏向き合った課題。
それは「感情のコントロール」です。

オーストラリアオープン、世界147位の中国選手との対戦。
試合は、相手が得意とするバックハンドでの打ち合いに持ち込まれます。
伊藤選手はミスが続いていらだちが募り、「バックハンドを避けろ」というコーチの指示にも聞く耳を持ちません。

相手と張り合うようにバックハンド勝負にこだわり、ランキングでは格下の相手に敗れました。

試合後、伊藤選手の目には涙が

これまでも、感情をコントロールできず、勝てる試合を落とすことが多かった伊藤選手。改めて課題が浮き彫りになりました。

母が語る「アンガーマネジメント」の大切さ

伊藤選手が小さい頃から見守ってきた母親の美乃りさんも、伊藤選手の課題を間近で感じていました。

伊藤選手の母・美乃りさん

自分がうまくいかなかったときのマネジメント、「アンガーマネジメント」ができればいいなと思うんですけどね

怒りやいらだちをコントロールすることが金メダルへの大きな課題だと、美乃りさんは遠征に帯同しながら、伊藤選手に伝え続けています。

なんとか成長のきっかけをつかみたい

2週間後、伊藤選手はヨーロッパへと転戦していました。

どうすれば感情をコントロールできるのか。考え続けていました。

コーチの言葉に耳を傾ける伊藤選手

大会を控えた練習の時、伊藤選手に変化がありました。

自らコーチに歩み寄り、意見を求めます。独りよがりになって負けた反省から、周りの声に耳を傾けるよう努めていました。

伊藤美誠選手

イラついたときでも、しゃべりながらだったらストレス発散できる、それが大事なのかもしれないと思いました。

ツアー最終戦となるチェコオープンの試合。ここでも伊藤選手はコーチと意見を積極的に交わしていました。

さらに、自分のミスから劣勢になった時、伊藤選手の顔には、「笑み」が。

「なるべく笑う。イライラしても口角を上げる」

意識的に笑うことで、気持ちを静めようとしたのです。
この試合、相手と張り合うことなく、柔軟なレシーブを見せてポイントを重ね、勝利を掴みました。

オフの時間は写真を撮ってSNSに投稿することも

自分と向き合い、成長のきっかけをつかもうともがいた17歳の夏。

東京オリンピックまでは、あと2年です。

伊藤美誠選手

自分を変えることもできたし、いい経験になったかなと思います。
東京オリンピックでは、絶対に優勝するという目標を忘れずに、変わった自分の姿を、2年後の自分に見せたいなって思いました。



伊藤選手をはじめ、今、日本卓球界の10
代アスリートたちは破竹の勢いで、王者・中国を脅かすほどの成長を見せています。

その強さはどこから生まれるのか。

9月23日放送のNHKスペシャル「TOKYOアスリート 卓球 驚異の10代」では、伊藤選手と15歳の張本智和選手を取材。最新技術で迫る「驚きのテクニック」と知られざる素顔に迫ります。

                   
※NHKサイトを離れます

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