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2018年9月1日(土)

柔道 唯一の高校生 素根輝「国際舞台で確かな一歩」

ジャカルタアジア大会 柔道の日本代表で唯一の高校生、素根輝選手。徹底した外国選手対策が実って女子78キロを超えるクラスを制し、目標の東京オリンピックに向け国際舞台で実績を残し、確かな一歩を踏み出しました。

"絶対に出たかった世界選手権" しかし・・

高校3年生、18歳の素根選手が急成長をアピールしたのはことし4月。国内の2つの大会でこの階級の第一人者、朝比奈沙羅選手に2連勝します。

素根輝選手(左) 朝比奈沙羅選手(右)

しかし、「絶対出たい」と話していたことしの世界選手権の個人戦の代表に漏れ、素根選手はしばらく友人との連絡を断つほどショックを受けたといいます。

去年の世界選手権で銀メダルを獲得した朝比奈選手に対し、素根選手は出場した国際大会での実績が劣っていました。

「国際舞台で勝たなければ東京五輪は無い」

素根選手は世界で活躍するため、この数ヶ月間、外国選手対策を徹底してきました。

身長1メートル62センチとこの階級の選手としては小柄な素根選手。身長で上回る選手に対抗するため稽古で重点を置いたのは、「組み手」でした。

上背のある外国選手に首の後ろや背中をつかませないために、自分の釣り手を上に上げて下げない。

こうすることで相手に引きつけられず、距離を取ることができ、その間に飛び込んで攻めることができるというのです。

「妥協せずにできた」

決勝の相手は韓国のキム・ミンジョン選手、身長で21センチも上回る世界選手権の銅メダリストでした。

キム選手は、審判から指導を受けながらも素根選手の柔道着の背中をつかみ引きつけようとしてきました。

対する素根選手は、「妥協せずにできた」と釣り手を下げずに我慢し続け、相手と距離を取りました。

そして延長に入って早々、素根選手は、一瞬のチャンスを生かしてキム選手の懐に入り、得意の背負い投げで勝負を決めました。

五輪出場そして金メダル獲得へ

外国選手への対策が実って金メダルを獲得した素根選手は、試合後、「世界選手権に出られなかったので、絶対に結果を残してアピールしたかった」と充実の表情で話しました。

目標の東京オリンピック出場と金メダル獲得へ。急成長を続ける18歳が国際舞台で確かな一歩を踏み出しました。

鎌田崇央記者

スポーツニュース部記者
格闘班キャップ

                   
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