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2018年8月23日(木)

惨敗したレスリング 2020に向けて誓う"挽回"

アジア大会のレスリングで日本の金メダルは男女あわせて1個。これまでで最も少なく、東京オリンピックまで2年を切った中での惨敗となりました。

それでも日本代表の強化担当者は、「非常に厳しい結果だ。ただ、ここの位置なら挽回できる」と、2020年に向けての立て直しを誓っています。

女子は初めて金メダルなし

準決勝で敗れ涙する川井梨紗子選手

全日程を終えたアジア大会のレスリング。日本の金メダルは、これまでで最も少ない1個と、惨敗しました。

このうち女子は、目標の3個を下回っただけでなく、正式種目として採用された2002年のプサン大会以降、初めて金メダルの獲得はなりませんでした。

吉田選手・伊調選手は出場せず

吉田沙保里選手(左)     伊調馨選手(右)

今大会には、これまで日本のレスリング女子を引っ張ってきた吉田沙保里選手や伊調馨選手などは出場しませんでしたが、リオデジャネイロオリンピックの金メダリストや世界選手権の覇者など、トップ選手たちが優勝を期待されて送り出されました。

それにも関わらず、その選手たちが次々に敗れるという、波乱の結果となったのです。

栄元強化本部長辞任後、初の国際大会

栄和人元強化本部長

日本代表を統括する西口茂樹チームリーダーは、リードした試合でも終盤に攻め込まれ逆転されるケースがあるなど「ラスト1秒まで攻め抜く姿勢が欠けていた」と、精神面での弱さを指摘しました。

今大会は、栄和人元強化本部長がパワーハラスメントを巡る一連の問題で辞任してから初めての国際大会で、選手がトレーニングに集中できる環境を整えられなかったことも要因の1つと見られます。

男子は金メダル1個

一方、男子は12人が出場しましたが、決勝に進んだのはわずかに2人。金メダルは1個でした。

西口チームリーダーは、男女の結果を受けて「非常に厳しい結果だ。ただ、この位置なら挽回できる。東京オリンピックという舞台に合わせていくので見ていて欲しい」と立て直しを誓いました。

唯一の金メダルを獲得した太田忍選手

太田忍選手

こうしたどん底ともいえる状況の中、今後の方向性を示してくれたのが金メダルを獲得した、リオデジャネイロオリンピックの銀メダリスト、太田忍選手です。太田選手はひたすら攻め続ける自分のスタイルを貫き、相手を圧倒して優勝しました。

西口チームリーダーは、「優勝への思いからくる強い精神力があった」と心身のスタミナの勝利だと評価しました。

攻め続ける姿勢で金メダルを

今大会は、目標とする結果を残せず2020年の東京オリンピックに向けて再建が求められる日本のレスリング界ですが、太田選手のように優勝への強い思いを支えに攻め続ける姿勢が、プレッシャーに打ち勝って、金メダルを取るためのヒントになるのかもしれません。

法花直毅記者

スポーツニュース部記者

                   
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