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2018年8月17日(金)

スタジアムの「芝」も「ハイブリッド」の時代へ! 

来年のラグビーワールドカップ、そして2020年の東京オリンピックを控え、今、スタジアムに変化が起きていること、みなさんご存じですか?選手たちが駆け回るグラウンドに「ハイブリッド芝」と呼ばれる新しい芝の導入が始まっています。
(サンデースポーツ2020 7月29日放送から)

スタジアムの芝全部はがしてみた!?

横浜市の日産スタジアム。6月、めったに見られない工事が行われていました。

芝を全部はがします!

芝が次々とはがされ、砂地になっていきます。

グラウンドが砂地に・・・

そこへ入ってきたのが、「ハイブリッド芝」です。

ハイブリッド芝のはり替え作業

20年前のオープン以来、初めての全面的なはり替えです。

このままでは・・・芝が穴だらけの危機?

このスタジアムでは、ラグビーワールドカップで決勝をはじめ1か月で7試合。さらに東京オリンピックでは、サッカーが2週間余りの間に11試合も行われます。

ラグビーのプレー後には・・・

特にグラウンドが荒れるラグビーに備え、新たな芝の導入が必要でした。

20年間芝を管理する山口義彦さん

ラグビーの試合の後はモグラが出たような、そんな傷もあって。サッカーに比べて芝のダメージが大きい。ハイブリッド芝を導入したのは、ラグビーワールドカップに向けて、という理由が1番大きい。我々も期待しているところです。

世界で増える「ハイブリッド芝」とは?

解決策として期待されている「ハイブリッド芝」とは何か。従来の天然芝は、激しいプレーによって深く削られることがありました。

天然芝に人工芝を“ハイブリッド”

その天然芝に、5%以下の割合で人工芝が入っています。それが「ハイブリッド芝」。

芝の根が絡んで丈夫に!

人工芝に天然芝の根が絡むことで強度が増し、削られにくくなるのが特徴です。

ワールドカップのあの芝も「ハイブリッド」だった!!

モスクワ・ルジニキスタジアム

「ハイブリッド芝」はここ数年、世界のスタジアムで採用。サッカーワールドカップロシア大会では、12会場のうち10会場で導入。日本対コロンビアが行われたサランスクのスタジアムや、決勝の舞台となったモスクワのスタジアムなどで、最高峰のプレーを演出しました。

「ハイブリッド芝」が将来の名選手を育てるかも!

国内でもいち早くハイブリッド芝を導入し効果を生んでいる場所があります。浦和レッズのユースなどが練習する施設です。

レッズランドで導入されているハイブリッド芝

レッズランド専務理事 山道守彦さん

こちらがハイブリッド芝になります。もうはり替えから2年たっているので、見た目では人工芝がどこにあるのかほとんどわかりません。

選手たちは、強度の高いハイブリッド芝がプレーの向上につながっていると感じています。

選手たちの足下を支えるハイブリッド芝

浦和レッズユース選手

少しハイブリッド芝のほうが固く感じますけど、プレーしやすいです。
相手に切り返されたとき、天然芝だと滑ってついていけないことが多いんですけど、ハイブリッド芝なら踏ん張れるのでついていけます。

レッズランド専務理事 山道守彦さん

芝生の問題はどこのスタジアムも抱えています。よりよい芝の環境でプレーしてもらうのが、選手のパフォーマンスを向上させる策のひとつだと思います。

ハイブリッド芝は、日本ではまだ始まったばかり。スポーツ環境の充実を図るものとして期待されています。

=====
ラグビーワールドカップに向け、ハイブリッド芝は横浜のほか神戸でも今年3月に導入されていて、今後は大分でも予定されています。
ちなみに、日産スタジアムからはがされた天然芝は、捨てられたわけではないのでご安心を。地元横浜市の学校や保育園の庭、公園などで再利用されているということです。

                   
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