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2018年7月20日(金)

義足の跳人 日本で世界記録更新! マルクス・レーム

7月8日、群馬県前橋市で開かれたジャパンパラ陸上大会。義足で跳ぶ男子走り幅跳びで、ドイツのマルクス・レーム選手が8メートル47センチをマークし、自身の持つ世界記録を更新しました。

パラ陸上界のスーパースター

リオデジャネイロパラリンピック (2016年)

右足の義足で踏み切り、8メートルを超える大ジャンプを見せる「ブレード・ジャンパー」こと、29歳のマルクス・レーム選手。パラリンピックの男子走り幅跳びで2大会連続、金メダルを獲得したスーパースターです。

レーブ選手が2015年10月に記録した当時の世界記録8メートル40センチは、ロンドンオリンピックの優勝記録を9センチ上回るものでした。リオデジャネイロオリンピックへの出場を目指しましたが、世界陸連との話し合いの末に断念、というエピソードの持ち主でもあります。

最後のチャンスでみせた世界新記録

ジャパンパラ陸上男子 走り幅跳び T64 決勝

男子走り幅跳びの足に障害があるクラスの決勝。レーム選手は、1回目の跳躍でいきなり8メートル18センチを跳んで観客を沸かせます。5回目の跳躍ではさらに記録を伸ばして、8メートル27センチをマークします。そして、観客の手拍子の中で挑んだ6回目・・・。

世界新記録を更新した6回目の跳躍

最後の跳躍で自身の持つ世界記録を7センチ越える8メートル47センチを跳び、世界新記録を出しました。掲示板に記録が映し出されるとレーム選手は、何度もガッツポーズをして大きな声で喜びを表し、客席からは拍手がわき起こりました。この記録は、健常者も含めた男子走り幅跳びで、今シーズンの世界3位にあたる記録だということです。(2018年7月8日現在)

レーム選手

正直、今でも信じられません。このために一生懸命頑張ってきましたが、今日ようやくそれを実現することができました。世界新記録は自分でも驚くべきことで、日本で出せてうれしいです。

2回目の跳躍のあと、今日は記録が出るいい日になると思いました。最後のジャンプのあと、歓声があがったのでやった!と思いました。天気もジャンプも良くてすべてが完ぺきでした。ついに達成できてとても幸せです。観客の声援から、更に遠くに飛ぶためのエネルギーをもらえたし、そのおかげで達成出来ました。

夢の東京オリンピック出場へ

リオデジャネイロ大会では、かなわなかったオリンピック出場へ。レーム選手は、オリンピックを目指す理由をこう話します。

レーブ選手

すべてのアスリートと観客に対して「人生に不可能はない」ということを証明したいんです。障害を負っても、オリンピックのアスリートに匹敵するようなアスリートになれることを伝えたい。

自分が架け橋となって、オリンピックとパラリンピックの距離を縮めていきたい、その思いを胸に、レーム選手は2020年へ向かいます。

                   
※NHKサイトを離れます

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