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2018年3月23日(金)

汚れたユニフォームが真っ白に!プロの洗濯テクニック

いよいよ開幕!春のセンバツ高校野球。勝利の女神は、ユニフォームを汚したチームにこそ微笑むハズ!と練習に励む球児たち。しかし、その裏では泥にまみれたユニフォームを毎日洗う親御さんの苦労が…。ユニフォームや靴下についた、泥や皮脂などの手ごわい汚れを落とすのは、とても大変!!

そこで今回は、洗濯のプロにかしこい汚れの落とし方を教えてもらいました。

さあ、真っ白なユニフォームで気持ち良くグランドに立ってもらいましょう!

汚れ落としのプロはこの人!

今回、泥汚れの洗濯方法を教えてくださるのは、家事代行業者で働く松浦純子さん。松浦さんは掃除&洗濯のプロ! その知識は科学的で「さすが!」とうなってしまうほど。松浦さんのテクニックを身に付けて、しつこい泥汚れをキレイにしちゃいましょう。

まずは3種類の汚れを見極めよう!

汚れには大きく分けて3つの種類があります。それぞれに合わせた洗濯をすることがキレイにするポイントです。

水溶性 …汗(塩分)、糖分など

水に溶ける汚れなので、水で落とすことができます
汗は水溶性ではありますが、汗には必ず皮脂などが混ざっていますので、水洗いだけだと目に見えない汚れが残ります。次に紹介する、油溶性の汚れを落とす方法で洗うようにしましょう。

油溶性 …皮脂、油など

水には反応しない汚れです。油汚れ用(アルカリ性)の洗剤を使用します。油などは酸性の汚れになるので、アルカリ性で中和して落とすと覚えておくとよいでしょう。
また、界面活性剤入りの洗剤は油汚れを浮かして包み込み、汚れをはがしてくれるので効果的です。

不溶性 …泥など

水にも油にも溶けません。特に泥は、汚れてすぐに水洗いすると、かえって汚れが広がってしまいます。それは水洗いをすることで、泥が細かくなってしまい繊維の隙間に入り込んでしまうから。


ではどうすれば泥汚れをキレイにできるのでしょうか?

泥汚れは洗わずに乾かす!!

それでは早速泥汚れの落とし方をご紹介しましょう。

<泥汚れだけの場合のポイントは“乾かす”>

①【重要!!】衣類が濡れていたら乾かします

泥汚れを落とすために、もっとも重要なポイントです。前述のとおり、泥汚れは水に溶けません。濡れた状態では泥がさらに広がるため、まずはしっかり乾かすことが重要です!
ユニフォームなど大きい衣類は一度外に干して完全に乾かしましょう。

②洗濯用のブラシなどで乾いた泥を落とします。

繊維に沿ってブラシを当てて繊維の中に入り込んだ泥をかきだすようにブラッシングしましょう。

③洗濯用の弱アルカリ性の固形せっけん、または液体洗剤を汚れた部分に塗布しもみ洗いします。

④軽く水で洗い流したら、洗濯機で洗います。このとき漂白剤も一緒に入れましょう。洗濯機の一番下に入れてください。洗濯機の底板の凸凹に直接当てることで汚れが落ちやすくなりますよ!

<しつこい皮脂汚れもある場合は“つけ置き”>

①「泥汚れだけの場合」の①~③と一緒

②40~50度のお湯をひたひたになるくらいに入れ、一晩つけ置きしておきます。(沸騰したお湯に同量の水を加えると約50度になります。)

③軽く水洗いし、洗濯機の一番下に入れて洗濯をしましょう。

<なかなか落ちない頑固な汚れの場合は“煮洗い”>

泥汚れは最初に乾かす!


①「泥汚れだけの場合」①~③と一緒

1~3の手順で洗った後。あともう少し汚れを落としたい


②水1リットルに対し、粉末洗剤と重曹、各大さじ1を入れた鍋で①を煮ます。30~40分ぐつぐつ煮ましょう! 粉末洗剤は液体洗剤より汚れを落とす力が強力です。


③熱いうちに軽くもみ洗いします。

※熱い状態がベストですが、やけどにはご注意ください。


④水洗いをしたら完了。洗濯機で洗ってもOKです。

すっかりきれいに

洗剤選びにもこだわって!

「皮脂汚れには弱アルカリ性の洗剤がオススメです。中性洗剤もありますが、それはおしゃれ着洗い用でしつこい汚れには適していません。洗剤の特性を知っておくと、“この汚れにはこの洗剤がぴったり!”と洗剤選びに迷わなくなりますよ」と松浦さん。

洗剤の成分表示の例

界面活性剤の含有量:皮脂汚れに浸透し、汚れを乳化、分離させるため、皮脂汚れの多いユニフォームの場合は、含有量が多いものがオススメ。

蛍光増白剤の有無:白さをキープするために含まれる薬剤。白い衣類を洗う場合は、含まれているものがオススメです。ただし、実際は白いペンキを塗っているような状態なので、色付きの衣類には注意が必要です。洗濯するたびに色がぼやけてしまうのは、この蛍光増白剤が薄く重なって付着するためです。

弱アルカリ性or中性:弱アルカリ性洗剤の方が汚れを落とす力が強いです。汚れたユニフォームの洗濯にはこちらがオススメ


これから洗剤を買うときは、裏ラベルをチェックですよ!

あの噂って本当?プロに聞いてみた!

ところで、口コミの洗濯裏ワザって世にはたくさんありますよね。それは本当に有効なのか、松浦さんに聞いてみました。

ついてしまった泥汚れを簡単に落とす裏ワザ

Q.スクラブ入りの洗顔フォームでこすり洗いは?

A.「繊維は立体的構造なので、スクラブが隙間に入り込んでしまう可能性が……。汚れ落しにはオススメできません」


Q.襟元に文具用スティックのりをつけて洗濯するのは?

A.「“汚れをのりにくっつけて落とす”、という意味では、多少落ちるかもしれませんが、そこまで効果的ではないでしょう。高校球児のユニフォームは大きすぎて、向いていませんしね(笑)」


Q.裏側から熱いシャワーをかけたら?

A.「これは有効的な方法です。界面活性剤の入った洗剤を塗布してからシャワーをかけると汚れが浮いてキレイになります。皮脂は38度以上で溶け始めるので、シャワーの温度は40度以上に設定してください」

できるだけ泥汚れが付かないようにする裏技

Q.汚れそうなところにベビーパウダーを付けるのは?

A.「雨の日の跳ね返りなどには効果的かもしれません。でも、高校球児のユニフォームにベビーパウダーでは間に合いませんね(笑)」


Q.防水スプレーをかけるのは?

A.「防水スプレーは効果的だと思います。防水スプレーはフッ素系を選びましょう。シリコン系の防水スプレーもありますが、通気性がないのでユニフォームには適しません」



「気持ちのよい洗濯をするには、汚れの種類と、洗剤の特性を見極めることが重要。汗の臭いだって、その元を一掃すれば柔軟剤の香りでごまかす必要はないのです」という松浦さん。
今回教えてもらった方法は、高校球児だけでなく泥遊びが大好きな小さなお子さん、皮脂汚れが気になるお父さんの汚れにもオススメです!

最後に松浦さんはこんなことも…。
「とはいえ、高校球児の親御さんには“ちょっとの汚れぐらい、まぁいっかぁ~”と気楽に考えて欲しいですね(笑)。球児の泥汚れは勲章ですから」


TOP PHOTO/DarioZg/shutterstock

                   
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