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2018年2月20日(火)

話題のトンガ選手 "寒さに耐えられる"と証明したかったわけではない!

南太平洋の島国、トンガの選手団の旗手として、氷点下の開会式で上半身裸で入場行進した、クロスカントリーのピタ・タウファトフア選手。実は1年半前には、夏季五輪でテコンドーの選手として出場していました。ピョンチャン五輪出場は本人いわく“無謀ともいえる挑戦”だったそうです。出場にかけた思いを、語ってくれました。

いまも記憶に新しい開会式。

トンガの民族衣装を身にまとい、上半身をあらわにしたタウファトファ選手。

「なんてこった、シャツを着ていない!」「伝説だ」などなどSNSは話題騒然。

夏の五輪から冬の五輪へ

実は1年半前のリオデジャネイロ五輪の開会式にも上半身裸の姿で登場。

しかも当時はテコンドーの選手

左:ピョンチャン五輪  右:リオ五輪

しかしリオ五輪の後に冬の競技に転向わずか1年あまりでオリンピックの出場権を獲得したのです

“寒さに耐えられる”と証明したかったわけではない!

単独インタビューより

自分は“寒さに耐えられる”と証明したかったわけではありません。
決してあきらめずに努力し続ければ目標は達成できるということです。

タウファトファ選手はトンガでテコンドーに打ち込むかたわら、10年以上にわたって、貧困や虐待に苦しむ若者たちを支援してきました。

生きる希望を失いがちな若者たちに目標をもつことの大切さを伝えたいと、新たな競技に挑戦することを決意しました。

”無謀と思えるようなチャレンジを自分に”

練習のひとこま(Facebookより)

去年1月、縁もゆかりもない、スキーのクロスカントリーを選びました。

練習では派手な転倒の場面も!

しかし練習を積み重ねて弱点の持久力も身につけ、国際大会で6位に。ピョンチャンへの切符を手にしました。

単独インタビューより

自分はスキーに親しんで育ったわけではありませんし、初めて雪を見たのもたった1年半か2年前です。(でも)無謀と思えるようなチャレンジを自分に課す必要がありました。

“あの男が1年でオリンピック出場を果たせるのなら、自分も家族との問題を解決できるかはずだ”とか、“落ち込む必要はない、仕事を見つけたり、解決法を見つけ出そう”と思えるかもしれませんから。

2月16日、迎えたクロスカントリー男子15キロフリー。完走が目標です。

後続の選手に次々と抜かれ、終盤は一人旅になりましたが、あきらめることはなく、119位中114位途中で脱落者も出る中での完走でした!

レース後にタウファトファ選手は「最高でした。(トップの選手たちは)速すぎてあまり見れなかったですけど。最後の方にいた選手と一緒に滑るのが特に楽しかったです。最後の方で友達と共に完走するのは真ん中の方で一人で完走するより楽しいです」と語りました。

単独インタビューより

大会に出場し、フィニッシュするという2つの目標を達成しました。
私はオリンピック選手になりましたが、それぞれに独自のオリンピックがあるはず。努力を続けていれば、それぞれの分野でオリンピック選手になれるはずです。

タウファトファ選手は、2020年の東京オリンピックにも出場の意欲を示していて、今度は水に関係する種目に出たいのだとか。
今後の挑戦から目が離せません!

                   
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