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番組について

古代史最大のミステリーに迫る

およそ4500年前、古代エジプトで世界最大のピラミッドが建造された。
クフ王の大ピラミッドだ。建造時の高さは147m。平均2.5tの石が230万個積み上げられているとも言われる。
これほど巨大な建造物を、いったい何のために建造したのか?
人力でどうやって建造したのか?
その内部に知られざる部屋がまだ隠されているのではないか?
それは、数千年にわたり人類にとっての巨大な謎であり続けた。

この古代史最大のミステリーの解明を目指す国際プロジェクトに、日本からはNHKの呼びかけで気鋭の研究者が集結。大ピラミッド内部の「透視」に挑戦した。
古代史最大のミステリーにどこまで迫れるのか? 放送と、このWebサイトで紹介する。

前回放送

「シリーズ古代遺跡透視」 プロローグ 大ピラミッド 永遠の謎に挑む

スキャンピラミッド計画

実は、大ピラミッドの内部構造はほとんど解明されてない。厚い岩の向こう側はどうなっているのか? 全体の9割は分かっていないのだ。しかし、大ピラミッドは貴重な世界遺産であり、破壊を伴うような発掘調査は極めて困難である。

そこで始まったのが国際プロジェクトの「スキャンピラミッド計画」。最新の科学技術でピラミッドを傷つけることなく、その内部構造を明らかにしようという計画だ。2015年から世界各国のチームが共同で調査を進めている。
その中で中核を担う日本チームが進めるのがミューオンを使った調査だ。ミューオンはピラミッド奥深くの内部構造を明らかにする唯一の技術だと期待を集めている。

ミューオンによるピラミッド透視

ミューオンは宇宙から降り注ぐ素粒子のひとつで、巨大な物体でも通り抜ける性質を持つ。コンクリートや岩盤など密度の高い場所にぶつかると、一部が遮断されて通り抜ける量が減る。もしピラミッド内部に未知の空間があれば、その方向から降ってくるミューオンが増えることになる。この性質を利用することで、レントゲン写真のように巨大なピラミッドの内部を透視するのだ。

ミューオンの観測に使われているのは、名古屋大学が開発した特殊なフィルムと、KEK(高エネルギー加速器開発機構)が開発した半導体センサーを使った装置。それぞれが独立に、まったく異なる手段により観測を進めることで、透視結果の正確性を証明できるのだ。

そして2年に及ぶ調査の末に見えてきたものとは? 2017年、いよいよ明らかになる。

NHKスペシャル「シリーズ古代遺跡透視」
大ピラミッド 発見!謎の巨大空間

総合テレビ2017年11月4日(土)午後9時00分~9時49分
2017年11月8日(水)午前0時10分〜 [火曜深夜] [再放送]