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読む「ボクの自学ノート」①
地元時計店・吉田社長との7年間の交流

2019年11月26日

自らテーマを見つけて学ぶ「自学」を7年続けた少年・梅田明日佳くん。20冊以上に及ぶ彼の「自学ノート」の中から、番組では伝えきれなかった注目トピックを紹介。「人生のヒント」まで教わることになる地元時計店の社長・吉田清春さんとの7年間にわたる交流を自学ノートから振り返る。

きっかけは小3の時に見た小さな新聞記事

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▲(小3)元々、からくり時計などに興味があった明日佳くんは、「珍しい時計126点展示」と書かれた新聞記事をスクラップ。地元時計店の吉田清春社長が35年以上収集した珍しい時計が展示されていることを知り、「ぜひ、いってみたいとおもいます」とノートに書く。先生から赤ペンで「あすかくんは、いろんなことを知ってて、すてきだな!」の書き込みも。

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▲(小3)数日後、実際に家族で吉田社長の珍しい時計のコレクションを見に行き、詳細なレポートを自学ノートにまとめた。明日佳くんの驚きや興奮が伝わってくる。

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▲(小3)自宅にあるハト時計のイラストを添え、吉田時計店のハト時計の写真と比較。世界で20台しかない「スモールワールドカントリー」という時計(右ページ上)には「当時のねだんで500万円だそうです」と金額に注目。

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▲(小3)500万円の時計の前で腕組みする明日佳くん。「先生は、SALEが目につきました」の書き込みも。やり取りが微笑ましい。右ページには吉田時計店の歴史も。

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▲(小3)後日、自学ノートを吉田社長に見せると、感激した社長は「社長ブログ」で明日佳くんのことを紹介。小3の明日佳くんにとってこれは“大事件”だった。

その後も「自学」を通じて交流を育む

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▲(小4)吉田社長の店が「日本でいちばん大切にしたい会社 大賞」の特別賞に輝くと、記事のとなりに自分もお店のいい所を記述。「ジュースをすすめてくれる」というのが子どもらしい。

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▲(小4)吉田時計店の記事を貼った自学ノートを開き、吉田社長と記念写真。

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▲(小6)吉田時計店の記事を見つけると、欠かさず自学ノートに。「ぼくは、社長さんと知りあいです」と書かれてある通り、すっかり顔なじみに。

中学生になると「人生のヒント」を教わる

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▲(中1)なぜか吉田社長の店で火縄銃を持つ明日佳くんの写真(右下)が…。

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▲(中1)吉田社長が保管している火縄銃を特別に持たせてもらった明日佳くん。「僕はあまりの重さにビックリしました」。

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▲(中1)この日は、吉田社長から「人生のヒントになる話」を聞く。「社長さんは、好きな大学に入る事を目標にすると、そこを失敗しただけで、夢までが遠くなる、最初になりたい自分を決めて、そのためにどこで努力をするかを考える方が充実した人生を送れる」と語ってくれた。

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▲(中3)7年間の自学の軌跡を書いた明日佳くんの作文が「子どもノンフィクション文学賞」大賞(中学生部門)を受賞すると、吉田社長は明日佳くんの受賞を伝える新聞記事をブログに掲載。明日佳くんはその「社長ブログ」記事を貼り、こう書いた。「何人もの大人から、将来が楽しみですと言われましたが、こちらとしては不安でいっぱいです。みんなの想像しているような未来にはならないかもしれないけど、僕のノートや作文で楽しんでもらえたのは間違いありません。中学校では目立たない存在だったけど、この学年でカラーで新聞に載ったのは多分僕だけだろうと思うと、ちょっと楽しいです」。

(構成:佐々木健一(番組ディレクター/NHKエデュケーショナル))


読む「ボクの自学ノート」② 安川電機みらい館・岡林館長との3年間の交流

読む「ボクの自学ノート」③ リリー・フランキーさんら審査委員との7年間の交流


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この記事は、2019年11月30日に放送した 「NHKスペシャル ボクの自学ノート ~7年間の小さな大冒険~」 を基に制作しています。

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