Special Interview

映像の力を最大限使ったジャーナリズム

「新・映像の世紀」 制作統括 寺園 慎一

映像で歴史を追体験するという手法は前シリーズと同じですが、新シリーズで目指したのは歴史にあまり興味のない人たちにも見てもらいたいということです。そのために、歴史を動かした人間たちの喜怒哀楽に迫る、手触りのある“人間ドラマ”で訴えかけていきたいと考えています。そしてもう一つ、現代と歴史がいかに繋がり、不思議な因果関係をもっているのか。いま私たちが住んでいるこの世界はどうしてこうなっているのか。

その連鎖を伝えていきます。現在の中東の問題、難民の問題、マネーの暴走など、今の世界を覆うものの出発点を、映像の歴史の中に見つけていきます。アーカイブス映像の検索方法が効率化され集めようと思えば無制限に集められるほど膨大な情報が入手できるようになったことで、前作の11本より少ない6本シリーズですが、扱う映像の量は3倍から5倍になっています。前作と同じように教科書や活字でしか知らない有名な人たちを動く絵で見る面白さを感じていただけたらと思います。

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