NHKスペシャル

シリーズ 体感 首都直下地震 終わりの見えない被災

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首都直下地震の発生から1週間、1か月後、1年後、10年後の東京、日本はどうなるのか? DAY1からDAY4までの「直接的な危機」を運良く乗り越えたとしても、命を脅かす“二次被災”のリスクが次々に降りかかることが最新研究で明らかになってきた。番組では専門家らと共に、将来起きうる事象を可視化した「被災ツリー」を作成。1つの選択がいかに派生的な困難を生むか、明らかにしていく。発災から1週間、全国規模で大規模な水不足が起きるおそれや、助かった命が危機にさらされる「医療空白地域」が生み出される危険性が指摘されている。発災1か月には、仮設住宅の不足などで、100万人を超える「住宅難民」が生まれ、東京から移住する「震災疎開」によって、家族離散に追い込まれる人も出てくるという。そして、発災1年後、10年後、、、試算では経済損失は731兆円(20年間)にも及ぶとされ、膨大な震災がれきと圧倒的な人不足・重機不足もあって復興が大幅に遅れる恐れがある。日本社会が体力を失っていくリスクが見えてきた。
ゲストにドラマ「パラレル東京」でDAY4まで“サバイブ”した女優・小芝風花さんを新たに迎え、終わりの見えない被災を見ていく。
MC:小野文惠アナ
ゲスト:小芝風花、テリー伊藤、室崎益輝(兵庫県立大学教授)