NHKスペシャル

シリーズ東日本大震災 追い詰められる被災者

東日本大震災からまもなく半年。復興への道筋がいまだ見えないなか、被災地をめぐる状況は厳しさを増し、被災者の多くがいわば「取り残された」状態に陥っていることが取材を通じて明らかになってきている。
全国の避難者数は8万2千人あまり(8月23日現在)。宮城県でもっとも死者・行方不明者の多かった石巻市では、避難所を転々とする住民や、津波で被害を受けた自宅の2階に住まざるを得ない被災者がいまだに多く残されている。こうした被災者には、行政の支援も満足に行き届かず、震災から半年が経ったいまも被災者の生活再建が一向に進んでいないのが現状だ。
被災した地域の復興計画についても、財源を確保する先行きが見えないことや、住民の合意を得る難しさに直面し、進んでいない。自治体のなかには、当初計画していた高台への移転を変更し、津波の被害にあった浸水域に地域を「復旧」する計画を検討するところも出てきている。さらに、原発事故で住民の流出が止まらない福島県では、自治体や住民は「安全性」と「復興」の板挟みで苦しんでいる。
番組では、震災から半年を迎える被災地を徹底取材。被災した自治体へのアンケートも交え、復興への課題を浮き彫りにするとともに、解決策を探っていく。