NHKスペシャル

太郎と敏子 ~瀬戸内寂聴が語る究極の愛~

生誕100年を迎えた芸術家・岡本太郎。「太陽の塔」や「明日の神話」など、独創的な作品を次々と発表してきた。その傍らで、いつも太郎を支えていたのが岡本(旧姓平野)敏子だった。
対外的には太郎の秘書、実質的には妻、戸籍上は養女だった敏子。二人は不思議な関係を保ちつつ独特の愛を貫き、多くの芸術を生み出していった。太郎の作品作りに敏子はどうか関わり、二人はどのように愛を育んでいったのか。これまで分からなかったこれらの謎を解き明かす新資料が、かつて太郎と敏子が一緒に暮らしたアトリエから大量に発見された。
敏子が太郎との関係を綴った私小説。二人の往復書簡。敏子のプライベートな日記・・・・。そこには、二人の知らせざる愛の軌跡と、作品作りの詳細が克明に続かれていた。
こうした新資料を、太郎・敏子と親交が深かった作家・瀬戸内寂聴さんが読み解き、二人の関係を語っていく。