NHKスペシャル

灼熱アジア 第3回
インドネシア 巨大イスラム市場をねらえ

今インドネシアは、「黄金の成長期」と呼ばれる繁栄を謳歌している。
その原動力となっているのが、貧困から抜け出した8千万人という巨大な中間層の購買力である。これまでインドネシアに関心を示さなかった外資も今、インドネシアの振りまく富の匂いに群がっている。特に大きく舵を切っているのが日本企業である。
日本のメガバンクはこれまで、進出してきた日本企業相手に融資をしていればビジネスは安泰だったが、ここに来て地元企業へ融資が急増している。また大手商社はバイクメーカーと手を組み、インドネシア全土でオートバイローンを展開、庶民に深く食い込み、成功を収めている。
世界最大のイスラム教徒を抱えるインドネシア。全くの異文化に飛び込んだ日本企業はどんな闘いを繰り広げているのか、完全密着する。